1gの勇気

奥手な人の思考と試行

1/10のなぞ(肝炎救済法案)

2007-12-30 12:30:30 | 1gの観方
肝炎救済法案

被害者に対する補償金は、症状に応じて、1200万円、2000万円、4000万円の三段階。
対象人数はおよそ千人。
割合はわからんが、えいって計算すると、200億円。(全員2000万円コースとして)

そのほかに200億円の基金を創設するそうだ。
当初もらった額のときより症状が進むとその差分がもらえるとのこと。
基金というのだから、何かで運用するんだろうけど、対象やっぱり国債かの。

なんかえらく安いですな。兆の単位ではなかったのでしょうか。
ぼくの試算でも4500億円でしたが。
これにはからくりがあって。

推計では一万人いると思われる薬害肝炎の患者さん。
保障対象はそのうちの1/10なのですな。
そら安いわけだ。

仮に一万人救済とすると、単純計算で2000億円。
基金もきっと10倍の2000億円でしょう。
合計4000億円。

ま、そんなもんか。
判決の金額の最高一億一千万から四千億円に下がってるからの。
問題はなんで一万人が千人になったかというと。

C型肝炎に感染したからといって、必ずしも病気になるとは限らんからだ。
症状の出ない人、あるいは自力で(免疫力で)治る人。
そんな人たちは対象とならない模様だ。

うむうむ。
では今後、一万人がいっせいに症状がでることはないのか。
恐らくはない。

なにせ、この問題は三十年も前から続いている問題だ。
確率から見ても、ここ数年でいきなりどかんと症状出る人が増えるとは思えない。
が。しかし。

単に調子が悪い。すぐ酔っ払うようになった。ゆうひとがちゃんと調べたら肝炎だった。
なんてことが、今後続々と発生する可能性もあると思われる。
一応基金は2000億円作っといたほうがよいんではないか?福田さん。


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2 コメント

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1000人になった理由 (sin)
2007-12-30 14:53:22
 お国が芭蕉金を払うのにフィブリノゲンを投与したという「証拠」がいるからです。
 発病した人ではないのです。証拠(カルテなど)は、そうたやすく出てきませんから。

 ちなみにフィブリノゲンを投与された方は30万人以上。
 
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なかなかめんどう (水神)
2007-12-30 20:37:17
そういえば、裁判起こさないといけないんでしたっけ。
発症率はおよそ3%だそうですね。
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