Level1飛空挺症候群
おもしろいことゆうとるのこの人。(上記リンクの記事書いた人。)
近年の新社会人は、まだ何も経験しないうちから、
情報としてはすべてを把握しているつもりになっている傾向がある。
こういった現象を「Level1飛空艇症候群」と名づけた。
言い得て妙。
その心は。
FF(ファイナルファンタジー)シリーズの黄金パターンである、飛空挺。のあれだ。
ある程度話が進む(経験を積んで強くなる)と、どこへでも行ける飛空挺が手に入る。
それまではいけるところは限られているのだ。できることも、戦える敵もだ。
でも。近年の新社会人は、Level1からこの飛空挺を持っているつもりになっている。
つまり、なんでも知っている。どこへでも行ける。つもり。
でも所詮はLevel1。
見知らぬ土地に足をつけた時点で、とても敵わない敵に襲われてあっさり全滅。
と、なるのも知っているので、飛空挺で空の旅を続けるだけ。
世界の形は漠然と分かったとしても、経験はない。し、本当の世界も知らない。
昨日も書いたけど、知識だけでは仕事はできないのです。
誰でも初めはLevel1。
ちょろい敵(仕事)から倒して行くものです。
いきなり中ボスクラスの仕事なんてできないのです。
そもそも。経験を伴わない知識なんて絵に描いた餅だ。
いくらうまそうでも、それは食えないのだ。味も永遠にわからない。
Level1飛空挺症候群。
これに罹(かか)っていると思われる人はいませんか?
経験と失敗が伴わない知識など、大した力にはなりません。