特許のために大学の研究を失敗させる可能性の想像

　最近、大学の研究室で行われていた線虫に対してRNAiをFeedingと呼ばれる方法で摂取させる方法がどのくらい正しいのか疑問を持っている。確かにさまざまな研究機関で行われていて成果が上がっているように見えるのだが、Feedingをしたときにもっとも大量に摂食するのは餌となる大腸菌のRNAであるはずであり、大腸菌自体のRNAはどうなったのか説明されているところを知らないが確かにRNA干渉の影響は出るようなので仕方がないかもしれない。自作のピッカーで線虫を何百匹も移すとか非常に困難な作業の連続であるが泥鰌すくいを大量に本当に人間がやっているのかと思うような名人芸であった。
　そんな人いる訳がないと思っている内はよかったのだが、実際に特許にせずにオープンソースにされたときに使えるものになっていることを防ぐことはできるかもしれない。大部分ではありえないのだが、集団で利益のために誤ったことをやっていた実例はフランスやドイツで本当に存在するので無いとはいえない。
　人間を今までもっとも多く殺したのは、まず病気であろうが、次に来るのは自然災害でなく戦争や虐殺である。日本は地震の心配は正常だといってくれるが、計略や陰謀、虚偽が社会的に行われる可能性というものを主張するのは異常性が高いことになっている。実際に攻撃を行う側としてはそちらのほうが都合がよいわけだが人間は滅びるまで頻度や経験則に対する都合に合わせた偏見を直さないと思っている。