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STAP細胞について

2014-03-09 08:55:28 | 科学っぽい思考
 最近、STAP細胞という通常の体の組織から弱酸性の溶液に30分前後浸すことで得られる幹細胞に関する論文が日本の理化学研究所の研究者である小保方さんらによって執筆され、科学雑誌Natureに掲載され、広い注目を集めた。しかし、今、その写真や研究結果の再現性、コピーANDペーストなどに疑問が持たれている。
 私も論文を読んでみたが、一読してわかったことは、人間の体の組織中にかなり頻度は低いが必ずと言って良いぐらいに存在する成長しても分化していない未分化な細胞を組織から除去した気配がなく、おそらく小保方さんの実験はメソッドに従うとあたかも分化した細胞が未分化な細胞に変化したように見えたのではないかという疑惑を持った。
 体の組織にも未分化なES細胞のようなものがごくわずかに混入している可能性は本当は全くゼロではないわけで、体細胞は数が非常に多くその中に未分化な細胞が残留していることは実際にありえないことではない。人間には元々、卵細胞や精子を作るために染色体の状態を初期化する機能をもつDNA配列が存在するのは明らかであり、何らかの要因で生殖細胞以外の体の組織でそのDNAが働き出すことは低頻度であっても全体から見ればかなりの数あるのだと思う。
 結局、もし、同じ方法で見つけても酸の刺激によるものか、偶発的にできた元々組織に含まれていた細胞かよく分からない。そのため、再現実験ができたからといって研究があっているということはできない。もし、再現性がなく、虚偽が認められたときは雑誌から永久にリジェクトを食らったりするようになるのだと思うが論文を書く以外にも職業はあるわけで彼女にとっては大したことでないかもしれない。


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