そう言えば、南田洋子さん、亡くなったね。
夫、長門さんの献身で、南田さん、幸せだったろうなぁ。
もちろん、長門さんも、幸せだったにちがいない。
長門さんも、南田さんについての本を著していたらしいが
「そうか、君はもういないのか」、 そんな題名の本を思い出した。
妻に先立たれた作家が書いていたんじゃなかったかな。
愛し合うのはたやすい。
けど、愛しつづけるのは難しい。
愛されるのはたやすい。
けど、愛され続けるのは愛し続けるよりも難しい。
妻が旅立っても、長門さんは舞台に立っていると言う。
みゆきさんの曲名の「慟哭」、ってこんなときに使う言葉なのかな。
演じている心の中じゃ、泣き悲しんでいることだろう。
とにかく悲しい。
最近、夫婦の末路（って表現が適切がどうかわからんが）を記した本が多い。
これも、平均余命が伸びた高齢化の影響だろう。
誰も彼もが、「ありがとう」と言ってこの世を去っていく。
誰も彼もが、「ありがとう」と言って去るものを見送っている。
本当に「有り難い」モノって何だろう。
