早めに夕食を済ませて、ひとりシネマへ行く。
どうしても観たかった「おくりびと」。
チェロ奏者の大悟(モッ君)は楽団の解散で、故郷の山形へ妻と帰る。
広告で見た「旅のお手伝い」の会社へ面接、即座に仕事。
実は、遺体を棺に収める仕事「旅立ちのお手伝い」だったのだ。
妻に内緒の仕事だった。
友人や町内の人の理解も得られない。
しかし、さまざまな別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。
偶然、生き別れた自分の父親のおくりびとになる。
幼い頃に交わした「石ふみ」を握り締めていた父に涙する。
眼を覆いたくなる場面あり、田園でのチェロ演奏ありで、笑ったり、泣いたり久しぶりに重みのある映画でした。
おくる人、おくられる人の数だけ 人生のテーマが有り、ドラマがある。