3姉妹日記

姉と双子の妹、3姉妹の日常をつづるブログ。

幼稚園バス

2007年05月29日 | あーちゃん(三女)
日曜日参観日があったあーちゃん、月曜日は振替のお休みでした。
6月1日から幼稚園の衣替えで、制服から、夏は体操服のポロシャツと短パンに替わるため、そうそうと出しておいたところ、あーちゃん、朝、その体操服を着る!と言い出しました。
「今日は、お休みだから」と言っても聞き分けるはずがなく、こーちゃんも、久しぶりの体操服を見て、それを着ると言い出し、2人して、夏の体操服と短パンに着替えました。

ああ、切ないです。

と思っていたところ、2人はご機嫌で、はるちゃんのお見送りに出かけ。
そして、こーちゃんの幼稚園のバスが来て、パパは、玄関のところで、「あーちゃん、ここで、行ってらっしゃいしよう」と声をかけたのですが、あーちゃん、一緒にお見送りすると行くといって聞きません。(正確にはおしゃべりしているわけではありません。)
そうして、バスが来て、こーちゃんが乗り込むとあーちゃんも乗ろうとして、「あーちゃんは、お休みだよ」と言って、当番の先生もよくあーちゃんを知っている先生で「あーちゃん、またね」と言うと、あーちゃんが「バイバイ」と言って、こーちゃんに手を振って、いつもは、バスを見送ってから家の中に入るのに、見送らないうちに、玄関のインターホンを鳴らして、重たいドアを開けて中に入ってしまいました。
そうして、以前から、透明の引き出しに入っていた幼稚園のバスのワッペンを取ってくれと言って(これもお話しした訳ではありません)、「幼稚園バス・・・」と言いました。
右肩につける小さなワッペンで、そこに入れたのも私は忘れていました。

・・・切ないです。

あーちゃんは、泣いたり悲しそうにしている訳ではなく、淡々とした表情で言っているのですが、あーちゃんは、おしゃべりはできないけれど、全て分かっているんじゃないかという気がいつもします。
誰よりも、周囲の状況をよく見ていて、全て分かっているじゃないかと思うのです。
本当に、いつか、何事もなかったようにおしゃべりしはじめそうな気がするのですが、親が受け取るように感じてそうしている訳ではなく、視覚優位で記憶力がいいからそうしているわけでと、自閉症の特性を思い返して自分に説明するのですが、どうしても、いつかという気持ちを捨てきれないのでした。