くらしのタネ


原田 晴子
やきものやる日々

卒園式。

2018-03-23 | 日記

いよいよやってきた本番。朝から裏の美容室でヘアメイクをおねがいするという

気合いの入れようの割には時間の読みが甘く、きものの着付けをひ~!!時間が~

と言いながらぎりぎりで終える。自分でやるんだからとっととやっておけばよかった。

さて、やりました。怪鳥スピーチ。いやさ会長だし。

 三年前からどうしてもこの場で言いたかったありがとう。

その全貌をご覧ください。

 

あお組のみなさん。ご参列の保護者のみなさま。本日はご卒園、おめでとうございます。

小さかったこの子たちを、温かい目で見守り、育んで下さった先生方。

本当にお世話になりました。

今から11年前。私はこの職員室の前で涙を流しておりました。

まだ小さな上の娘を乳児のお部屋に預け、後ろ髪をひかれる思いで部屋から出る毎日。

直ぐに先生が抱っこをしてくれ、気を引いて遊んでくれるなか、聞きたいことも聞けず

園長先生にご相談しようと足を止めたあの日。

先生。娘が9時に寝てくれません。

そう言った後、涙が止まらなくなりました。仕事をして、こどもと離れている分、

できるだけのことをしてあげたい。そう思って、育児雑誌を読み、書いてあるように

8時位からムードをつくって9時までには寝させるようにしたい。

それだけのことなのに、それがどうもうまくいかない。

ベッドに入り、本を読んで、背中をトントン。寝た?と思うと歌いだす。

そんな子でした。

ちょっとした愚痴でした。ただ、それを言っただけなのに涙が止まらなかったのです。

お迎えの時間になり、乳児組の先生が園長先生から聞いたよ。と声をかけて下さいました。

 

大丈夫。 悩むお母さんはマルだよ。

 

その日から、ずっと私は大マルなお母さんです。

みなさん。マルですか?多分まだまだいっぱい悩むこともあると思うけれど、

この保育園が、私たち家族を支えてくれ、一緒に子育てをしていけるいろんな世代の

仲間を作ってくれました。

本当にありがとうございました。いっぱいいっぱいお世話になりました。

どうしても、この場でお礼が言いたい。赤組の時からそう言う私のわがままを

かなえてくれたみんな、ありがとう。

私も今日。卒園です。

 

・・・・・・

ちょい長かったか。そんでもって実は、私は大マルなおかあさん。の件は

なんだかこっぱづかしくなってカットしてしまった。つくづくキメキメにできない性格。

もう少しまとめられたかな。後からはいろいろと思うこともあるが、

乳児組の時の大好きだった先生からいただいたこの言葉が、子育てするうえでの

私のお守りなのだ。まあ、言いたいことは言った。みんなから晴子さんのスピーチが

一番泣けた~。とか、若いパパから、会長!よかったですよ!などと声をかけていただけたので

なんとか伝えることはできたとは思うが、思いのほか、最初からううう・・・と

泣けて声が震えるミステイク。

でもね。ぴしっとお辞儀をする娘たちをみるだけで

おばちゃん穴という穴から水が出ちゃったよ。トシなんだわね。

 在園児たちと先生達からの花びらのアーチをくぐり

いざ!!卒園。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿