“渋谷の父 ”ハリー田西の占い研究所

自身のことを含め世の中の森羅万象を占い師・運命学研究家の立場からつづります。

クレームに見る「卜」の難しさ

2009年12月07日 20時41分08秒 | Weblog
占い師の知人から、
「同じ店に出ているタロットの占い師に対するお客様からのクレームが多くて、
フォローが大変。どうしたらいいかしら?」という相談を受けました。

なんでもカードをシャッフルして、それを並べ、
リーディングするという一連の動作はさておき、
実際の回答は1分くらいで終了してしまうらしく、
お客様がそのあまりの回答の短さに不満を漏らすのだそうです。

つまりは、そのタロットの占い鑑定についていうと、
鑑定の時間と料金とお客様の満足度の釣り合いがとれていないわけです。

要はいかに鑑定時間が短くても、その結果に対して、
お客様が「当たっている」、いや「当たっているような気がする」という満足感があれば、
それほどクレームも来ないともいえますが、
それにしても、お答え1分じゃ、いくらなんでも短くすぎますよね。

それでなくても、タロット占いというのは占う人間の能力にかなり頼むところが大きく、
誰でも手軽に出来るものの、逆に「当てる」のが非常に難しい占いだともいえます。

とりあえずは、その問題ある占い師にはちゃんとクレームがあったことと、
どうしたらよいかの話し合いをするべきでしょうと意見を述べさせてもらいましたが・・・

一口に占いといいますが、中国では占いを「命」「卜(ぼく)」「相」の3種類に大別しています。
(「命」「卜」「相」に「医」「山」を加え、「五術」ともいいます)

この「命」「卜」「相」の中で、最も占いの原点ともいえるものが「卜」です。
「卜」とは、偶然を利用して、一つのテーマの状況や展開を占うものをいいます。
たとえば、タロット占いやトランプ占い、周易、断易などのいわゆる易学、
また、手近なところでは花びら占いやおみくじなどもこの「卜」の範疇に入ります。

でも、手近ではあるものの、これらの「卜」は“当てる”という点になると、
前述したようにその占いをする人間の能力次第で大きな差が出てくるともいえます。
すなわち、よく「当たる」と評判の易者やタロット占い師は、
それだけ高い能力を持っているともいえるわけです。

僕の知り合いのあるタロットをする占い師は、ご主人が病気で倒れてからというもの、
鑑定に邪念が入る過ぎて精神集中が出来ずに
すっかり「当たらなくなってしまった」と自信喪失し、
ついには占い師を辞めてしまったくらいです。

そのくらい占いとは、なかんずく「卜」は難しいのです。

その点、算命学や四柱推命、九星気学などの「命」や手相、姓名判断などの「相」は、
その理論をより深く学び極めていくことで的中の精度を高めていくことが出来るので、
僕のような平凡な人間でも努力次第で使いこなしていくことも可能なわけです。
もちろん、プロの占い師としてメシを食べていくならば、
どんな占いをするにしても、要はより深いさらなる勉強が必要なことは言うまでもありません。

う~~ん、占いの道に極まりなし!か。


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