goo blog サービス終了のお知らせ 

“渋谷の父 ”ハリー田西の占い研究所

自身のことを含め世の中の森羅万象を占い師・運命学研究家の立場からつづります。

裸の王様の考察

2009年10月21日 22時23分48秒 | Weblog
この時間までせっせと原稿書きをしていたのですが、
突然カミサンが、「明日読み聞かせがあるの覚えているよね」と言うので、
ギャビ~~~ン!
読み聞かせ?!下の子の小学校の?

そうでした、そうでした、忘れていました!
以前もこのブログに書いたことがありますが、
僕は上のお姉ちゃんがまだ小学生だった頃から、
ボランティアで定期的に小学校へ行き、
1時間目が始まる前に、教室で、子ども達に絵本を読んであげているのです。

そして、明日がその読み聞かせの日なのです。
う~~ん、全然考えていなかった。明日は何を読もう・・・
と困っていたら、娘が「パパ、これを読んで!」と、
アンデルセンの『裸(はだか)の王様』を持ってきました。

ポピュラーすぎるかもしれないけど、
教訓的なストーリーの名作だからいいか・・・

『裸の王様』は、デンマークの童話作家アンデルセンが1937年に発表した作品です。
デンマーク語の原題は『 Kejserens nye klæder(皇帝の新しい服)』で、
英語版も『The Emperor's New Clothes』とそのまま直訳したタイトルになっていますが、
日本ではなぜか『裸の王様』とかなり飛躍した大げさなタイトルになっています。

いえ、僕は、決してこのタイトルにケチをつけるつもりはありませんし、
むしろこの邦題は比喩的で刺激的でなかなかよいとすら思っていますが、
ただほとんどの日本版の絵本を見ると、王様は決して全裸でも半裸でもなく、
ちゃんと下着はつけているので、その点で“大げさな”といったのです。
だってタイトルだけ読むと、王様は真っ裸だったと思ってしまいますもんね。
それで行列作って歩いていたら、公然わいせつのストリーキングでしょうが!

でも、日本におけるその“大げさな”タイトルの影響力というのはすごくて、
山下清の『裸の大将』はここから来たんだと思いますし、
ローマ・オリンピックのマラソンの金メダリストのアベベ選手を「裸足の王様」と呼ぶのは、
おそらく『裸の王様』のシャレのつもりでしょう。
もっとも、『裸の大将』も「裸足の王様」も
本家の『裸の王様』のように当人を揶揄したアイロニーな言葉ではないですけどね。

「Look at the Emperor's new clothes.」
そうです、崩壊する権力者はみな裸の王様状態です。

さて、明日の段取りを整えて、今夜も仕事仕事・・・


☆インターネットより鑑定予約できます!↓↓↓

渋谷の父  ハリー田西  “渋谷占い”