つくばの“ド素人”音楽同好会

クラシック音楽から,邦楽,洋楽とジャンルにとらわれず幅広く語り明かす,音楽の素人さんのための憩いの場です。

山本直純フォーエヴァー!! Disk1

2005年07月19日 00時08分35秒 | 偉大なる作曲家の群像
私の手元に1枚のCDがある。
その名も『山本直純フォーエヴァー~歴史的パロディコンサート~』 。2枚組のライブ版だ。

山本直純といえば,あの岩城宏之先生の大親友。
岩城先生の著書「森のうた」は正しく二人の学生時代の青春日記だった。
映画「男はつらいよ」のあの名主題歌は山本直純作曲である。

このCD,帯の解説も洒落ていて「奇才の奇手連発の爆笑ライブ」とある。
そしてジャケット写真はひげを生やした黒縁眼鏡のオモシロそうなおじさんが大写しになっている。
パロディ・・・。
爆笑・・・。
オモシロそうなおじさん・・・・。
三拍子揃った,一見には胡散臭いCDなのである!

半信半疑で購入して聴いてみた。
あの・・・。実にオモシロイ。

CDを聴きながら笑い転げたのはこれが初めてだ。
昨日,東京からの帰りの電車で聴かなくて良かった。
いきなりゲラゲラと笑いだしたら,ただの変態だ。助かった。

ベートーヴェンの交響曲から始まって知らないうちに別な曲に変わっている。
私の大好きな交響曲の7番を聴いていたはずなのに,いつしか9番になって気づけば5番になっているんだから,元々が何だったのか忘れてしまう。その合間にどこかで聴いたメロディだなと思えば,ヴァイオリン協奏曲も入ってるし・・・。
またそのタイミングと繋ぎ方が絶妙で,思わず会場のお客さんからも拍手が飛び出す。

とりあえずDisk1を聴き終えたが大満足。
勿体なくて2枚目を残しておきたいが,我慢できないのでこれから聴いてみる!

皆さんももしもお店でこのCDを見つけてしまったら,さぁ運のツキ。
だまされたと思って聴いてみてください


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2 コメント

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なおずみさん (OGT)
2005-07-20 18:20:03
初めて直純さんを見たのは、大学時代の親友がジュニアオケに入っていて、その演奏会を見に行ったとき。

ボレロでスネアだけを指揮台の脇に持ってきて、彼に叩かせていた。「フツーじゃねぇ」と思い、それから数回ジュニアオケに通った。



お亡くなりになったあとは、管理人さんの紹介しているCDにも入っている「宿命」を追悼演奏会でやったのをサントリーホールに聴きに行った。なんと皇后陛下まで見に来てたのが印象深かったです。



クラシックの垣根を限りなく下げつつ、後進の指導にも熱心だった直純さん。

クラシック界にとって、損失だったんじゃねぇの?と思わずに入られないですね。



とはいえ、管理人さんのあくなき面白さ探求には頭が下がります。次はもっと面白いもの紹介するけんね!
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見てるのかぁ! (つくつく@ナオズミふぁん)
2005-07-21 00:09:46
はいな。毎度!



直純さんもリアルタイムで見てるの?

朝比奈先生も見てるし羨ましいよ。



しかも皇后陛下も生で拝謁?!

まぁ~(@0@



>クラシックの垣根を限りなく下げつつ、後進の指導にも熱心だった直純さん。

↑「フツーじゃねぇ」ってところも共感できるし,やはり垣根を取り壊してくれる存在は有難く,かつ希有な存在だと痛感。

まあその点,OGT氏も十分垣根を取り壊してくれています。

それって,素晴らしいと私は思っています。

大概の人は自分の型を押しつける,厚かましい連中ばかりだからね。

私がここまで音楽を好きになれた事に対する貢献度に改めて感謝の意を表さないといけません。

あれ?少し褒めすぎだねぇ。



じゃあ,明日は小澤先生に会ってくるよ!
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