あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

同病異治と異病同治

2023-02-17 22:27:00 | 健康・病気
こんにちは🌞今日は暖かくなる予報でしたが
思ったほどは、気温が上がりませんでしたね😝

今日は、東洋医学の特徴の一つでもある
「同病異治」(どうびょういち)と
「異病同治」(いびょうどうち)のお話をさせていただきます😊

東洋医学では、患者さまお一人おひとりを丁寧に診せていただいたうえで
その方にぴったりの治療法を探すことを得意としています。

同病異治とは、一見同じような病気に見える方も
すべて、治療が違うということがありうるという意味で
例えば、腰痛でお越しいただいた患者さまへの治療が
誰1人同じではないことがよくあります。

東洋医学には、脾虚・肝虚・腎虚など、患者さまの
その時に置かれている状態から、エネルギーの不足しているところを補って
(本治法といい、ここは原因療法とお考えいただいても構いません)
腰痛の部位にも症状を和らげるような治療を行います。
(標治法といい、現れている症状を狙って治療をします。対症療法にも似ています)
この治療が、同じ腰痛症でもみなさまそれぞれ違うので、
同病異治と言っています。

次の、異病同治(いびょうどうち)は
一見、全く違う病気のように見えても
治療が全く同じになることもあるということです。

先ほどの、脾虚や肝虚や腎虚など患者さまの精気の少し足りなくなってしまった場所
が同じ場合、出ている症状は全く違っていても治療が同じになることがあるのです。
これは、患者さまの体質や季節や時期による影響もございます。

当院では、補助療法にお灸を行っていますが
ベテランの患者さまですと、隣の患者さまと同じお灸だと同じ病気ですか⁉️
と聞かれることがございますが、主訴は違うことが多いです。

ということで!勘の良い方だとお気づきになられたかもしれません。

東洋医学では西洋医学的な病名に基づく治療ではなく
患者さまのお身体全体を拝見して、気血津液の調整を行うため
病院でどこも悪くないと言われた方も、鍼灸治療は病名に関わらず
治療を行うことができるのです。

病院にどれだけ通っても、どこも悪くないと言われても
それでもどうしても体調が優れなくてお困りのかた
東洋医学には、いろんな治療法がございます。
病名に基づく治療ではなく、患者さまを元気にする治療です😊

みなさまの健康のお手伝いができたら嬉しいです😊



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