こんにちは🌞今日は、かなり冷え込むとの予報でしたが
陽射しがあり、思いのほか暖かく気持ちの良い1日となりましたね。
春はもうすぐそこまで来ているようですが
なかなかすんなりとはいかないようです。
さて、今日は新型コロナウイルス感染症による後遺症と
鍼灸治療について書かせていただきます。
当院にも、症状の差こそあれ
後遺症にお困りで受診いただく患者さまがございます。
味覚障害や嗅覚障害
消化器系のトラブル
呼吸器系の困難
循環器系の異常
全身の倦怠感など
症状は患者さまそれぞれですが
脈診流経絡治療では、患者さまの「今」の状況を拝見し
気血津液のバランス調整を行うことによって
「患者さまの本来の状態」
に戻っていただくことを主眼としていますので
「今出ている症状」は参考にはさせていただきますが
「治療の可否」にはあまり関係致しません。
お気軽にご相談いただければと思います。
多数の後遺症で受診の機会をいただいた患者さまのお話からですが、
今のところ「後遺症」に特化したお薬があるわけではなく
薬を治療に使っておられるかた
一切薬物治療をやっておられないかたなどさまざまですが
おかげさまで、みなさま元気になられて治療を卒業していかれます😊
私たちの身体には「もとに戻ろうとする力」(自然治癒力)がございます。
ただ、身体のなかにある調整機能(陰陽バランスといっても良いかもしれません)が
うまく噛み合わせないと、不調を引き起こすと考えています。
ボタンを一つかけ間違えてしまうことで
とても着心地の悪いシャツに感じますが
これも個人差で、気にならないままの方もおられます。
このボタンが、あちこち掛け違えてしまえば
少しも動けなくなることもありますね。
脈診流経絡治療では、先ずボタンを正すためにボタンをはずしてみて
一つづつ掛け直していくような治療を行なっています。
初回の治療では、すべてのボタンを外すのではなく
気になった箇所を先ずは外してみる治療をおこなっています。
実は、この「みたて」がぴったりだった場合
2回目の治療で、症状がほとんど改善してしまう方もおられるのです。
ただ、この治療が患者さまにとってどの程度の影響力があるのかを
治療家は知っておく必要がありますので、当院では
必ず初回の治療から間を空けずに診せていただくようにお願いしています。
回復するエネルギーも、患者さまそれぞれ個性がございます。
「何回治療を受けたら治りますか？」
「治療期間はどのくらいでしょうか？」
というご質問は、初回にお答えできないのはこんな理由があるからです。
50メートル走を、みなさまが同じタイムでゴールするわけではないように
1000メートルが速い方が、50メートル走では記録がほとんどでないことがあるように
個性(東洋医学では体質とか素因と呼びます)によって異なってきます。
もとに戻るチカラは、みなさま必ず持っておられるチカラです。
後遺症でお困りの方、お気軽にご相談いただければ幸いです😊
