自然の造形-三重県菰野町：御在所岳

さてさて、三重県菰野町の御在所岳を紅葉を愛でながら山頂から下って来るワタクシ達でありますが
山の秋色を満喫しながらの山道は、なかなか楽しいものでありました。


ふと思ったのですが、ワタクシはここ御在所岳をブログに書くときに「関西」という言葉を使ってきましたが
三重県を関西ととらまえるかどうかには様々な意見があるんですよね。


よく「近畿2府4県」という言い方をしますが、ここでいう4県は「兵庫、滋賀、奈良、和歌山」ですので三重県は入りません。
しかししかし、行政的には近畿は「2府5県」として三重県も含むのだそうです。


ですがですが、現実的には三重県北部は名古屋とのつながりが強く、東海地方の一部という感覚なのでしょうね。
一方で三重県でも伊賀地方は京都や大阪との結びつきが強く、関西の一部という意識が強いようです。
そんなことを考えると、都道府県の線引きというのも難しいものだなぁなんて、地理好きのワタクシは考えてしまいます。


地理好きということで言えば忘れてはならないのが、この御在所岳の地質なんですよね。
御在所岳は花崗岩質が多く、大昔に堆積した花崗岩が侵食により山肌に現れ、
ユニークな形の巨岩・奇岩が見られるのが特徴なんですよ。


とりわけインパクトがあるのがこの「地蔵岩」でありまして
よくぞこのような絶妙のバランスで、岩が落ちることなく残ったものだと思います。
台風や地震もあったはずですが、上の岩が落ちなかったことに驚くばかりです。


振り返ってみると、ずいぶんと下って来たものですね。


山頂付近では雲が多く吹く風も冬のように冷たかったのですが、山麓に近づくにつれて晴れ間も多くなりました。
“快晴”とはいきませんでしたが、雨に遭わなかっただけでも満足しないといけないですね。

使用したカメラ：Canon EOS7D


花崗岩でできた山というのは、白い砂や巨岩・奇岩が見られるんですよね。
北アルプスの燕岳(つばくろだけ)、南アルプスの甲斐駒ケ岳や鳳凰三山。
花崗岩の山では日本庭園のような自然の造形が素敵なんですよ。


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