山の朝-長野県茅野市：女の神展望台

Menokami Observation Platform, Chino City, Osaka Pref.

さてさて、信州滞在2日目を迎えたのですが、ワタクシはどこに行っても早朝から行動いたします。
この日は午前4時にお宿を出発しまして、ビーナスライン沿いに宿から10分ほどの場所にある
長野県茅野市の女の神展望台へと向かいました。


夜明け前の高原は冷気が漂い、身が引き締まる思いがします。
正面に見えるのは南アルプスの峰々、そして左側には八ヶ岳から広大なすそ野が広がっています。


八ヶ岳の遥か上空には、月が輝いておりました。ため息が出るような美しい光景です。
八ヶ岳というのはワタクシの大好きな山なのですが、山脈と呼んでいいくらいに峰々が連なっているんです。
中央部に見えている一番高い山が主峰の赤岳なんですよ。


南アルプスの峰々が朝靄の上に聳え立っています。正面の美しい山は甲斐駒ケ岳(2967m)、
その左側にある尖った三角形の形をした山が北岳(3192m)。北岳は日本で2番目の高峰なんですよ。
その二つの山の間にちょこんと見えているのが間ノ岳(3189m)でありまして、
いずれも若い時に登った山々です。美しい…その言葉しか頭に思い浮かびません。


右側(東側)には中央アルプスの峰々が見えるんです。なんとも贅沢な展望台です。


朝の光を浴びる峰々の美しいこと。この日、山の頂には登山者たちがいることでしょう。
彼らの目には、絶景が広がっていることでしょうね。


この展望台からはご来光は見えません。しかし、夜が明けるとともに空の色が変わっていくのがわかります。
それにしても八ヶ岳のすそ野の広大なことにはいつも驚かされます。


右端に見えるのは仙丈ケ岳(3033m)で、この山も若い頃に登りました。
北アルプスの方が穂高岳、槍ヶ岳、剣岳のように有名な山は多いのですが、
3000m峰は南アルプスの方が数は多いんですよねぇ。


清々しい朝でした。素晴らしい一日の始まりとなりました。
でも、時刻はまだ5時過ぎです。朝食まではまだ時間がありますので、ちょっと周辺を車で回ってみましょう。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


長野県の県歌に「信濃の国」という歌がありまして、信州人は誰もがこの歌を歌えるそうですが
「信濃の国」は「信濃の国は十州に　境連ぬる国にして　聳ゆる山はいや高く　流るる川はいや通し…」
という歌詞から始まります。「聳ゆる山はいや高く…」という言葉を実感しますね。


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