冬の漁港-大阪府岬町：深日

さてさて、大阪府は江戸時代までの摂津・河内・和泉の3つの国が一つになって大阪府となったのですが
大阪府南部の和泉地方は「泉州」という言い方で呼ばれています。
この泉州には意外に海水浴場や漁港がありまして、潮の香りがする地域なんですよね。
ワタクシは12月1日、久々に漁港の風景を撮りたくなりまして
大阪府でも南端に位置する岬町の深日港へと向かったのでありました。


このところワタクシはズームレンズを使う頻度が多く、ちょっとズームに頼りすぎているなぁと思っておりました。
ですのでこの日は24mmと50mmの単焦点レンズを中心に撮影しようと思ったのでありました。


単焦点レンズにはズームには無いボケ味があるんですよねぇ。


それにしてもこの日は風が強く、海沿いは吹きっさらしですので寒い寒い。


ここ深日港はかつて徳島や淡路島との間にフェリーが運航しておりました。
しかししかし、徳島行のフェリーは大鳴門橋の開通によって廃止され
淡路島行のフェリーは関西国際空港開港によって深日港から空港に近い泉佐野港に場所が変更されました。


フェリーが行き来していた時代にはけっこうな賑わいもあったのでしょうが、今では寂れた漁港の佇まいです。


こんな場所にカメラを持って撮影に来る人も珍しいのでしょう。
漁港にいたおっちゃんに「にいちゃん、こんなところに来て何を撮るんよ？」と訊かれました。
ワタクシは「漁港の風景を撮りたいんです」と答えると、「そんなん何がええんかのう」と笑われました。
そうそう、このあたりに来ると言葉も大阪弁というよりは、和歌山弁に近いんですよねぇ。


(この写真と次の写真だけは10-20mmの広角ズームで撮影しています)
よく「関西弁」という言い方をしますが、関西でも府県によってかなり言葉が違うんですよね。


ではでは、漁港から離れて集落の中を歩いてみるとしましょうかね。

使用したカメラ：Canon EOS7D


12月…師走の声を聞くやいなや、一気に寒さが増した気がします。
ちゃんとカレンダーが冬になれば、気候が冬らしくなるのが不思議ですよね。
12月…街はどこもがクリスマス気分ですが
私は毎年のように何かやり残したような、小さな後悔を感じます。


　←ランキングに参加しました。
　　　　　　　　　　　　励みになるので、よかったら「ポチッ」と押してやってください