薪ストーブで暖を楽しむ‐奈良県葛城市：「酪農カフェ 酪」

Cafe“Raku”, Katsuragi City, Nara Pref.

さてさて、長谷寺の参拝を終えたワタクシは、長谷寺の門前に出てまいりました。


長谷寺の門前は土産物屋、飲食店などが並び、古くから多くの参拝者が訪れた門前町の佇まいを残しています。
ワタクシは門前町の雰囲気というのが好きで、ついついレンズを向けたくなるんですよ。


門前町というのは室町時代ごろから寺社の門前に発達した町のことです。
宗教が庶民の間に広まって参拝する人が増加するにつれて、有名な寺や神社の門前に店や宿屋が立ちならび、しだいに門前町がつくられました。
伊勢神宮の宇治山田（今の伊勢市）や善光寺の長野などが、最も代表的な門前町と言えるでしょうね。


ワタクシ、そろそろお昼が近づいてきたので、ちょっと何か食べたいなぁと思いました。
この日は朝から冷え込み、出来ることならば熱いものを食べるか、暖かい場所で寛ぎたいと思ったのですが、
ふと頭の中に思い浮かんだ場所があったので、そちらに向かうことにしたんですよ。


長谷寺から車で30分ほどの場所なのですが、奈良県葛城市に「酪農カフェ 酪」というカフェがあるんです。
ワタクシ、以前にここを訪れたことがあり、暖かい薪ストーブの前で暖を取った記憶があったんですよ。
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/ea73f6c3bfda3b96cf70b2d31f8ca45d


気さくなオーナーさんが迎えてくれました。「今日は寒いですねぇ」とワタクシが言うと、
「どうかストーブのそばで暖まってくださいね」と言ってもらえたので、薪ストーブの前に居座ります。


薪ストーブで煮込まれたカレーを使った「カレーチーズトースト」をいただきます。


ここのカフェは、もともと酪農農家だった建物をオーナーさんが借り受け、改装して作ったお店だそうです。
手作り感あふれる店内は木の温かみを感じることが出来て、ワタクシの好みでありました。


薪ストーブの暖かい炎、熱いコーヒー、熱々のカレーチーズトースト、そしてオーナーさんの暖かな人柄で、
ワタクシは身体も心も暖かくなったのでした。

「酪農カフェ 酪」…奈良県葛城市山田310-1

使用したカメラ：２、４枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


定年退職したら地方都市に居住し、薪ストーブがある家に住むのが夢でした。
しかし、現実は定年退職をしてもまだまだ働かねばならず、家をリフォームするのが関の山でした。
薪ストーブのある家は夢に終わりましたが、リフォームで小さいながらもウッドテラスを作ることが出来たので、
定年退職後の夢の数％だけは実現したということにしておきましょう。


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