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ハルピン留学日記(保存用)

2009年8月〜2013年7月、中国東北部ハルピンに留学していたときの記録。2020年1月、ヤプログ閉鎖に伴い引越し。

中国の知識人に尖閣問題を突撃インタビュー!

2012-09-02 09:30:06 | いっちょまえに考察
日韓問題が目立つせいか、少なくともネットで見る限り、日本国内でそこまで盛り上がってないような印象を受ける日中の尖閣諸島(中国語では釣魚島)問題。

さて最近、用事があったのでゼミの先生とお会いしたとき、「日中関係、殺伐としてきてるねぇ」と話を振られたので、思い切って当問題についてインタビューしてみた。大学院の教授という屈指の知識人が語る尖閣問題。これは貴重だぞッ!(笑)

以下、僕:P、先生:D。

P:「先生は釣魚島問題をどうお考えですか?」
D:「うーん・・これは答えにくいんだけどね」


僕含め日本人の学生や友達等、個人に対しての意見ではなく、あくまで日本政府への意見だ、と前置きして先生はこう語った。

D:「日本が100%悪いよね」

――えっ(゜д゜;)


いきなりの100%断定に驚く僕。「(゜д゜;)!」←こういうのとか入れると、なんか煽ってるように見えなくもないので、ここからはインタビュー形式をやめ、箇条書きにしていきます(苦笑)。

1,あの島を両国とも触れちゃいけない聖域として扱うべき。中国人は、日本が韓国の竹島占領に対して思ってるのと同じことを思っているということ。

2,日本はまず自衛隊を撤退させて、今後はお互い干渉しないことにすればいい。日中関係は世界的に見ても非常に大事な関係なんだから、こんなことでこじらせてはいけない。

3,ちなみに所有権は中国にある。第二次世界大戦後、アメリカが日本にあの島の管理権を渡しただけである。管理権と所有権は違うのだ。

4,歴史的に見ても、あそこはずっと中国のものであり、それをある日突然占領したのが日本。これには100%の中国人が怒っている。

5,この問題から戦争に繋がったら、100%の中国人が戦争を支持するのは間違いない。そうなったとき、経済が下火の日本は中国という大市場を失い、もっと悲惨な目に遭うだろう。


いろいろツッコミたい点はあるだろう。僕もほんとにその場でツッコミたかった。特に「4」の「歴史的に見ても~」のくだり、それを言ったら、ウイグルやチベットは直ちに独立していいことになる。でも、反論すると卒業させてもらえなくなりそうなので、最後は適当にヘラヘラ話を終わらせた(苦笑)。

ということで、「中国では知識人ですらこんなことを言っているのか」とちょっとガッカリ。自分の意見らしい意見が「怒ってる」だの「戦争になる」ってのもつまらない。

こんなこと、小学生だって言えるぞ(´ω`;)

総評。前に書いたとおり、僕は自分で証拠を見ない限りは、「尖閣諸島は100%日本のもの!」と言い切るつもりはない。また、今回のインタビュー掲載の目的は、あくまで「中国の知識人がどう思っているのか」を紹介したいだけであり、ナショナリズムを刺激する目的は一切ないということを追記しておこう。

個人的には、さっさと国際司法裁判所でケリをつけてしまえばいいと思います。日本も中国も韓国も、他国への敵意を政治的パフォーマンスに利用してるだけじゃないか。こういうの、現地にいる人には非常に迷惑な話なのだ(苦笑)。

以上。


「明日は我が身」のここ数日のハルピンの地面崩壊について

2012-08-29 09:37:32 | いっちょまえに考察
ここ数日、ハルピンの至る所で地面が崩壊している。百度して集めた画像も絡めて説明していこう。



――ほんとに崩壊してる(゜д゜;)!

一番わかりやすく地面が崩壊していたのがこの写真。突然のこの崩壊により、二人亡くなったそうだ。ちなみに、「明日は我が身」と思わずにはいられない事実をひとつ。

これ、「特色豚骨麺」さんがある「辽阳街」です

幸いお店に被害はなかったようだが、裏通りからお店に向かうとバッチリ通る道なので、僕も本ブログの読者様方も被害に遭っていた可能性は十分にある。他の画像も見ていこう。



車が落ちてしまっていたり



開通後わずか一年で橋が崩壊したり
(モザイクはかかっていますが画像注意!)




そして昨日、タクシーから見えた風景

――飽きもせず、また地面が崩壊(゜д゜;)!


タクシーからだったので角度調節できず、あまり地面の崩壊感が伝わらないのが残念だが、確かに地面が崩壊していた。ちなみに、かしわさんと「ストリートファイター4」の対戦をしにゲーセンに行くとき、しょっちゅう歩いている道です。

これはつまり、隠していた「手抜き工事」が地下鉄建設によって露呈してきているということだろう。小さい規模のも含めれば、ほぼ毎日のように起きている地面の落下。ここまで頻繁に起きると、いよいよ「明日は我が身」と感じずにはいられないでしょう?(汗)

僕らができる事故予防対策としては、地下鉄が走るであろう場所を把握し、そこを避けるように歩くことくらいかな。皆さんもくれぐれも気をつけましょう。

以上。


どうしてハルピンには排水口がないのか ~実践社会学編

2012-07-29 20:03:58 | いっちょまえに考察
いやいや、今日の17時頃の大雨はすさまじかったですね。約1ヶ月前にハルピンの排水設備のひどさについて書いたが、実際に写真でも載っけないことには説得力に欠けるのも事実。

ということで、大雨の中撮影を決行(゜д゜;)!

ハルピンの排水設備では、大雨が降ると街がどうなってしまうのかをお見せしよう!



350mlの缶がここまで沈みます

むしろ、押さえてないと流れていきます(笑)

いい写真が撮れたので、ついでにハルピンの各一般家庭の排水設備も紹介しよう。



屋根から道へ垂れ流すのみ

屋根から排水パイプが道に向かって出ていて、屋根に溜まった雨水を道に吐き出す仕組み。歩行者のことなど何も考えてないことが一目でわかる(笑)。

ハルピンは、今日も台風のあとのような街並みを晒している。

以上。


楽高教育とは?

2012-07-17 11:09:36 | いっちょまえに考察
タイトルの漢字だけで、何の教育かわかった人はすごい。「楽しく高学歴になれる教育」なわけではないぞ(笑)。



正解はコチラ!「レゴ教育」でした(´ω`)!

レゴは中国語で「楽高」と言います(´∀`)


読んで字の如く、レゴを使って子供の創造性を伸ばす学校ですね。ネット上では概ね好評のようだが、受験戦争が激しく学歴社会の中国で、レゴ教育がどこまで活きるのかは謎。

また、僕は0歳から12歳くらいまで、ファミコンに走らずレゴで遊んできたが、これがどう活きてるのかは同じく謎。どっちかというと、団体行動ができない人になってしまった気がする(笑)。ただ、分厚いメガネかけてTVゲームに狂ってる子供より、レゴで遊ぶ子供の方が好きです。

話が逸れたが、僕も子供がいても全くおかしくない歳なので、一度見学に行ってみようかな。これぞフィールドワーク調査!(笑)

レゴ好きとして非常に興味があるので、どなたか本学校についての情報をお持ちの方、コメントいただけると嬉しいです!

以上。


将来のための超・主観的な日中比較

2012-07-05 11:13:54 | いっちょまえに考察
クラスメートたちが卒業したことで、いよいよリアルに焦ってきた僕です。

ほんとなら僕も今月卒業できてたのにッ(゜д゜;)!

大好きな日本に帰れてたのにッ(゜д゜;)!


――と思ったが、果たして僕はほんとに日本が好きなのか?また、どんな面が好きなのか?将来の居住地がほぼ決まってしまう就職活動をする前に、超・主観的にいろんな面を日中比較してみた。

1,趣味
「娯楽大国」と言ってもいいくらい全ての娯楽が発展している日本。また、海外のものを買うにも安心感が中国とは全然違う。

2,生活
便利さが全然違う。また、サービスの質が落ちてると聞くが、それでも「日本のコンビニの店員>>>越えられない壁>>>ハルピンの5つ星ホテルのホテルパーソン」なのはほぼ確定。

3,仕事
微妙。日本は死ぬほど便利だが、便利ということは、その便利を提供するために働いている人がいるということで、もちろん、自分がそのサービスを受ける側ならこれほど素晴らしい面はない。だが、サービスを提供する側は死ぬほどキツイ。サービスの質ウンヌンも同じく。

4,人
実はここも微妙。日本人の方が在日中国人や韓国人に対して陰険な気がする。僕もハルピンで反日差別を受けたことは何度もあるが、それでも、差別してきた人間に直接声をかけると、結構サッパリした会話になったりする。でも、道徳観は「日本>>>越えられない壁>>>中国」かな。日本人の道徳観がなくなってきているとはいってもね。

5,物価
世界一高いといわれる日本の物価だが、収入を考えるとそんなに高くない。物価が安いといわれるハルピンも同じくそんなに安くない。詳しくはコチラ。

6,将来性

ここはぶっちぎりで中国。なんだかんだ言っても、国のトップの能力が「中国>>>越えられない壁>>>日本」で違い過ぎる。いろんな規制をされつつも国民は中国を愛しているし、トップの書いた絵どおりに国民が金をバンバン使う。地力も違いすぎる。

ということで、パッと思いつくのはこんなもんかなぁ。いつの間にか、僕の中で日本と中国の差が縮まってきているのには驚きだ。

それでも、卒業後は日本に帰るかなぁ(´ω`)

そして少しでも日本のために貢献しますよ!


以上。