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ハルピン留学日記(保存用)

2009年8月〜2013年7月、中国東北部ハルピンに留学していたときの記録。2020年1月、ヤプログ閉鎖に伴い引越し。

ハルピン留学日記 最終回まであと10日!

2013-07-02 22:52:58 | 中国で大学院生になるということ
ラストミッション「答辩」から二日。無事に修正した論文も通り、卒業に必要な書類も(班長が代わりに全て記入して)提出。教務課のババアから「毕业了!(卒業だよ!)」と言われたときは、普段はムカつくそのババアすらも黒木瞳に見えました(笑)。

でも、卒業証書をもらえるまで安心できないのは、

僕がハルピンに慣れ過ぎたせいだろうか(´ω`;)


卒業証書は7月9日にもらえる予定ですが、あくまで予定なのは、本ブログの読者の方ならご存知のとおりです(笑)。

でも、この二日はめっちゃくちゃ大変だったわ。論文修正してプリントアウトして学部に持って行ってみれば、「まだここが違う」と言われ、また修正して持って行ってみれば、「今度はここが足りない」と言われ、結局家と学部を5往復もしたよ。「一回で言ってくれよ!」ってのは、四年前からちっとも変わってない(笑)。

そんな中、今日の午後に突然時間がポッカリ空いたので、急遽航空券を買ってきました。

僕の完全帰国は7月12日です!

→ ハルピン留学日記最終回まであと10日!


帰国してからも、ハルピンでの各種裏ワザを更新しようかと思ったのですが、なんだか帰国日が決まったら急に気が抜けてしまい、完全帰国したら矢吹丈ばりに燃え尽きてしまいそうなので、ほんとに更新するかは微妙。この残り少ない日程で、それらを更新するかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

とりあえず以上。


中国で修士論文を書く~ラストミッション・论文答辩

2013-06-30 08:31:29 | 中国で大学院生になるということ
昨日は、修士課程におけるラストミッションともいえる「答辩」でした。答辩とは、修論の内容や研究成果をプレゼンし、先生から批判等のご指導をして頂くというミッション。

例によって時間を測り、鏡の前で「ここで宝塚っぽい動きを取り入れよう」とかって練習していた僕(笑)は、最後の最後で全く緊張せず、我ながらかなりいいプレゼンができました。

――結果、無事合格(´ω`)!

もっとも、よっぽどのことがない限り、「答辩に参加できる=卒業できる」らしいけどね。では、「答辩とはどんなものなのか」を書いていきます。

昨日は、答辩会のスタートが8:30。僕のプレゼンが終わったのが10:30。そのあとも他の全ての学生のプレゼンが終わるまでは、その場で待機(というかプレゼンを鑑賞)しないといけなかったのだが、その時間、なんと7時間。終わったのは17:30ですよ。まぁ、つまんない発表のときはiPadでマンガ読んでましたが(笑)。

さて、全ての学生の発表が終わった。ここで、今度は教室から追い出され、先生方の審査のお時間。ここでまた1時間の待機ですよ。もうね、退屈で死ぬかと思った(笑)。

そして、上記のとおり合格を頂いたわけだが、

ここで泣き出す他の全ての学生たち(゜д゜;)!


「ヤバイ!僕も泣かなきゃ!空気読めよ!」と思ったものの、一向に泣けず、頭の中はやけに冷めていました。この3年間の大学院生活、はっきり言って楽しいことなんてひとつもなかった。先生に媚び、班長に媚び、それでもなんとなく雑に扱われた挙句の留年。この時点で、もうやる気を失っちゃってたな。

ということで、あとは論文をちょこっと修正して製本して大学院に提出、修士服(角帽付き魔法使いみたいなヤツw)を着ての写真撮影、その他雑用が少しあるようですが、とりあえず大学院でのメインミッションは全て終了しました。

「ハルピンで大学院行こうかな」

と考えてる方、もう少し考えてみよう(´ω`;)


以上。


中国で大学院生になるということ その12

2013-06-25 20:51:16 | 中国で大学院生になるということ
論文査重について書いてなかった。これは無事に合格し、久々リラックスした日々を送っておりました。昨日は本ブログ常連のてるてる坊主さん「銀座」でオフ会。その模様は、てるてる坊主さんのブログをご覧ください(笑)。

さて、てるてる坊主さんと楽しく「甄嬛传」ネタ等をアツく語っていたとき、一本の空気を読まない電話がその空気を凍りつかせた!以下、僕:P、うちのクラスの班長:B。

B:「論文発表の申請するから学籍番号教えて」
P:「ほい。〇〇〇〇だよ(´ω`)」
B:「OK!じゃあ申請しとくね!バイバイ!


――と、ここで論文発表の日程に変更がないか聞いてみることにした。もともとは暫定7月5日ということだったが、いつまでも「暫定」じゃ不安だからね(笑)。

P:「論文発表の日程は変更ない(´ω`)?」
B:「あー、6月29日だよ

――えっ(゜д゜)

なんで早く教えねえんだテメーわ!

おれが聞かなかったら、

お前電話切る気満々だったろヽ(`д´;)ノ!


――とは言えず、「そうなんだ、ありがとう」とだけ伝えて電話は終わった。いや、しかし驚いた。何が驚いたって、突然日程が1週間前倒しになるという計画性のなさにも驚いたが、それよりもこの班長の責任感のなさ。僕が聞かなかったら、ほんとに前日にでも告知するつもりだったのだろう。

これは、班長が日本人のことを嫌いなのか、それとも僕のことが嫌いなのか、はたまた中国とはそういうものなのか。でも、日程変更の通知ってそんなに大変か?黒電話の時代じゃないんだから、メールを一斉送信すればいいだけの1分もかからない作業だろう。

お前のそのiPhoneは飾りかよ(´ω`;)

――と、動揺しているところを全ててるてる坊主さんに見られてしまいました(笑)。しかも、さすがに1週間切ってるときに告知されたので、準備もしなくちゃいけない。てるてる坊主さんとのオフ会は急遽早く切り上げることに。

てるてる坊主さん、

遠くからいらしてくださったのに、

大変申し訳ございませんでした!


そして、何度も本コーナーで書いていますが、これが中国で――少なくともハルピンで大学院生になるということです(苦笑)。

以上。


中国で修士論文を書く~嵐の査重!

2013-06-09 09:17:38 | 中国で大学院生になるということ
コピペで有名な中国の大学の論文。とはいえ、一応版権とかそういう概念もあり、そのままコピペしたのでは当然バレてしまう。ではどうやって?――今回は、論文におけるコピペ発見の工程、「査重」について。

はじめに「査重」という言葉の意味から考えてみよう。これは、読んで字のごとく、「『重』複してるかどうかを調『査』する」ということ。大学が、コピペ発見を生業としている業者に論文を送ると、その結果どのくらいコピペがあり、それがどこからコピってきたのかを一覧にして送ってくれるというわけだ(注)。

僕の結果はというと・・

9.4%のコピペが発見された(´ω`;)


つまり、3万字の論文だったら、約3000字がコピペだったってわけだ。基本、コピペはしないのが信条の僕の論文から、どうして約一割もコピペが発見されたのか。これの種明かしは、僕の卒業が決定してからじゃないと危なくて書けないので省く。

ともあれ、大学院の規定では、「コピペは5%まで」と決められている。どうして0%じゃないのかというと、引用とかしてしまうと、どうしても5%くらいはコピペも混じってしまうだろう、というのが公の見解だ。

そんなわけで、今日先生に会ってきたのだが、先生が授けてくれた対策が面白かったので紹介。以下、僕:P、先生:L。

L:「もっと外国人らしく書きなさい!」
P:「でも文法とか間違えちゃいますよ(´ω`;)?」
L:「没事!コピペじゃなければいいから!」
P:「えっ(゜д゜)
L:「文法なんか間違っててもいいのよ!」
P:「えっ(゜д゜)(゜д゜)


確かに、僕が僕らしく書いたら、間違いなく学術論文に載ってるような正しい中国語は書けない。つまり、たとえコピーしたとしても、自分の言葉(=下手くそな中国語)で書けば、どう転んでもコピペにはならないわけだ。

うーむ・・深い(´ω`;)←深くないw

卒業さえできればいいんだけどさ(笑)


ということで、次のステップは「下手くそな中国語、もとい自分の言葉でコピペ部分を書き直し、もう一度査重」です。これで、コピペが5%以下なら、いよいよ修士課程修了まであとわずか!

以上。

注:この査重はお金を払って業者にやってもらう作業のため、普段の授業でのレポートや論文で行うことは(ほぼ)ない。なので、普段はコピペし放題なのが実情なわけです。


中国で修士論文を書く その19

2013-03-27 21:46:29 | 中国で大学院生になるということ
本業である修士論文の進捗状況について全く触れてなかった。

5分の4書き終わりました(´ω`)!

というのも、僕と同じゼミに一人博士課程生の先輩がいるのだが、この先輩のお兄さんは日本人と結婚しており、当然親日。「忙しそうだし、面倒かけるのもなぁ」と思って、ずっと質問に行けずにいたのだが、勇気を出して聞きに行ってみたところ、統計方法とかをものすごく親切に教えてくれたのだ。

これさえわかれば、何しろ身を削って集めた800人分のアンケートがある。あとは統計結果に基づいて考察していくのみ。ものすごい勢いで進んでおります。もちろん、先輩からものすごい勢いで間違いを指摘され、ものすごい勢いで書き直しもしていますが(笑)。

この2週間で、

2万字くらい消したり書いたりしたぞ(´ω`;)

このペースだと、論文はなんとか書き終わることだろう。いや、「書き終わることだろう」じゃなくて、なんとしてでも書き終えなきゃいけないんだけどね(苦笑)。

さて、ここから表題と関係ない話。いよいよ暖かくなってきて、今日はついに0℃まで気温が上がりました。当然、こういう季節の変わり目に風邪をひく僕(笑)。

今日は薬飲んで、一日論文から解放されてベッドでゴロゴロしてたんだけど、いやー、ipadminiすげぇぞ!インターネットはもちろん、電子コミック読んだり音楽聞いたり、QQでチャットしたり論文の資料を読んだりが全てベッドの上でできてしまう。

生活スタイルがほんとに変わるね(´ω`)!

「そんなんPCで全部できるのに、ウン万円も出す意味あるの?」っていう人もいるようだし、その意見も間違ってはいない。でも、それは科学の進歩を否定しているにすぎない。

そんなこと言うのならPCもいらなくなるし、そもそも洗濯機も冷蔵庫も、今まで人類が生活を便利にするために発明してきた何もかもがいらなくなる。僕もipadが出た頃は批判的だったものだが、こうして使ってみてハッキリ言える。

売れるものは売れるだけの価値がある(´ω`)!

なんで売れているのかを自分で確かめずに批判するだけでは進歩しないのだ。今後は、新しいものもガンガン取り入れていかないとなぁ、とipadminiを通して身を持って知った僕でした。

後半、全然関係ない内容でしたが以上。