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日々是好日

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『The Cove』と口蹄疫について考えてみる

2010年06月15日 | Weblog

和歌山県太地町のイルカ追い込み漁を、批判的に描いた
アメリカのドキュメンタリー映画『The Cove』(ザ・コーブ)が、
あいついで上映中止となっているらしいですね。

映画は動物愛護の観点から観て、イルカ捕獲の仕方に問題があるという事で
かなりショッキングな映像も含まれているらしいので、海外では
かなり日本へのバッシングがひどいそうです。
でも、地元和歌山県の漁協などは「イルカ漁は日本の伝統文化で合法だ」
と言っているそうです。

でも「伝統」というのは、
単に昔ながらのやり方を守り通す事だけをいうのではないと思うのです。
もし仮に今、イルカの全体量が昔より減っていて、
イルカの命を守らないといけないという事が
世界の流れになっているのなら、いくら昔からイルカ漁をしていたからといっても
今それをするのは間違っていると思うのです。
伝統というのは、その時代時代にあった継承の仕方があると思うのです。
ということで、イルカの量について実際はどうなのか私にはわかりません。
でもそんな事をふと思ったりします。
あと、私は映画を観ていないので、内容についてはなんとも言えませんが
ただ言える事は、やっぱりイルカや鯨などが血を流しながら
捕獲されているところを観たくないということだけはハッキリしてます。

今世間を騒がしている宮崎県での口蹄疫問題も本当に大変な事件だと思います。
でも、人間に食べられるのを目的に、生まれて、育てられて、殺される家畜と、
病気にかかったからといって殺される家畜と、いったい何が違うの?と
個人的には思ってしまうのです。

家畜農家は本当に大変だろうと思います。
今回の事が死活問題なんだということも理解できます。
でもそれはあくまでも人間本意の立ち位置で
ものを考えた場合…という事だと思うんです。
だって、家畜は殺されていく事になんら変わりないんですから。
いくら家畜農家の方が家畜に対して涙を流して思いを寄せても、
もし今回の病気がなければ、いずれ場へ送り込む未来が
待っているというだけのことです。

でも、そういうことをいうと
きっと人間に食べてもらう為に命をまっとうできた方が
家畜にとっては幸せだ…という意見もあるかもしれませんね。
でも、牛や豚や鶏がもし人間とお話できたら本当にそういうのかな?と
思ってしまうんです。

今回の出来事は、人間への警告なんじゃないかと思ったりします。
狂牛病、鶏インフル、口蹄疫…。
動物達が身を挺して何かを訴えている気がします。
人間は本当に何かに気がつかないといけないんじゃないでしょうか?

今回の事で、お肉を食べるという食文化に少しでも変化が生じるといいな。
家畜農家にでる支援金は、いっその事
家畜農家さんが違う職業につけるような事に使われるといいな。
…と個人的には思っちゃうのでした。


※写真は、本文とは全然関係ない雨に濡れたブロッコリーです。
コメント (2)
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