今年最後のブログです。
以前もここで紹介しましたけど、また紹介します。
ドック&ベジレストラン『トゥルシー』です。
過剰繁殖、ブームによる数十回に及ぶ強制妊娠、
虐待、動物実験、命ではなく、商品として取り扱われるペット達・・。
模様や色で値段が変わり、生死も決まります。
ダルメシアンなんて、ブチ模様が出ない白い子が生まれたら殺処分もあるんだそうです。
なぜなら、白い犬は売れないから。
ダルメシアンじゃないから…ということで。
そういえばペットセンターには、成犬成猫はおらず、
子犬、子猫ばかりです。
成犬、成猫は全部売れたの?
そんなことはありません。
もちろん全部という訳じゃないけど
知らないところでは捨てられたり、殺されたりしてる事実もあるんです。
多頭飼いの所からレスキューしてきたり、虐待されてる子をレスキューしたり、
こんな現状を知り、義務感、危機感、責任感から、
この現実と本気で向かい合っているご夫婦から、
またしても一匹の犬を預かりました。
以前はシーズーを2匹預かりましたが今回は
チンの優太、10歳。
多頭飼いの悪徳ブリーダーからレスキューされた65匹中の一匹。
人間のせいで緑内障になっているのにほっておかれ
眼摘しないといけないという状況になり
かわいそうな事に片目は失いましたが、一命は取り留めました。
とっても生命力の強い、そしてお行儀の良いかわいい子です。
でも、こういうタイプは本当に運のイイ、ほんの一握りの例だそうです。
この御夫婦は、人間不信に陥った動物達の心をケアし、
リハビリをして、里親探しまでをライフワークとされています。
といっても、誰もこの子達の生活費は出してくれません。
全部自腹で犬猫を食わせて、面倒みています。
人間の残酷な1面を知っているこのご夫妻の
「正直、もう、人間辞めたくなります。」という言葉は
本当にこの異常なまでのペットブームを根底から考え直すきっかけになりました。
現在、約、犬15匹、猫10匹を保護されており、里親を常に募集中です。
こんなにたくさんの犬猫がいても、自分で飼いたいと思った種は一匹も
いないそうです。全部縁があって流れ着いた動物達だからです。
いつか今いる頭数が減ったら、自分の好きな犬種を飼ってみるのが
奥さんの夢なんだそう(笑)。
ご夫妻経営の犬猫OKレストラン店内にて、カワイイ保護犬達と面会も可能です。
館山にお越しの際は是非、お出かけorお立寄りくださいませ。
トゥルシー ブログ