今日は、
篠田 桃紅(とうこう)さんの103歳の誕生日。
篠田 桃紅さんは書家。
1913年(大正2年)3月28日生まれ。
御歳、今日で目出たく103歳!
先日、以前放送された桃紅さんの番組をやっと観る事ができた。
録画を頼んでいる事も忘れてしまうくらい前の事だったが
観れてよかった。
素晴らしいドキュメンタリーだった。
番組が放送されていた時が102歳なんだから
撮影時は101歳頃だろうか。
でも全然年齢を感じさせない人だった。
何しろ鋭くて強くて繊細なおばあちゃんだった。
若い頃はけっこうな美人さん。
でも結婚もせず、
結婚しろという親の遺言も聞かず、40歳を越えてからはNYにも渡ってアーティスト活動も。
想像するに、かなり振り切れている人生だっただろう。。。
そして、着物。。。
作品の制作時も、普段も、常に着物をお召しになっていた。
それが美しかった。
日本人っていいなぁと思った。
もちろん、『書』がまた良かった。。。
何がいいかって、ラインとか、勢いとか、かすれ具合とか
そういう造形ももちろん良いんだけど、それよりも
やはり作品というのは、その人自身、その人の人生そのもの、
なんか、そんなものが作品には出ていて
観ている方は、なんかそういう部分に惹かれてしまうな~と感じる。
少なくとも私はそう。
とはいっても
たかだか数時間のテレビ番組で
桃紅さんの生きざまがわかるとは到底思っていないけど
それでも、片鱗は観させてもらったと思う。
こんな素敵な女性が日本にいたなんて、
ご本人が生きているうちに知れて良かった。
103歳、おめでとうございます。