元農林水産大臣(弁護士)の山田正彦さんからの記事をシェア。
さらに大変なことになるのです。(第2弾)
米国の要求によって、日本の遺伝子組換え食品の表示が2023年から変わります。
いま私たち消費者は、表示を見て遺伝子組み換えでない大豆でできた豆腐とか納豆とかを選び、
出来るだけ安全なものを子どもたちのために購入することができています。
ところがそれが出来なくなるのです。
現在各国とも、流通段階や花粉の交雑などでどうしても遺伝子組換え作物が混入するので、
EUなどでは0.5%、韓国は3%など制限を設けて認めています。
これまで日本は5%までの混入を認めてきましたが、2023年からはそれが0%でないと
遺伝子組換でない原料からできた食品だと表示できなくなり、違反すると厳罰になります。
2年前に消費者庁は業者を集めて説明会をし、
混入が見つかれば是正命令をだし直ちに公表すると言い渡しました 。
出席したNon GMの食品を作ってきた真面目な小規模業者は、
そうなると私たちはこれまでのような表示ができなくなりますと青くなっていました。
最近、恐れていたことが始まりました。
グリーンコープ生協から、大手の食品会社がオーガニックのPB商品について、
これからは”遺伝子組み換えでない”という表示ができなくなるという通知があった旨の相談が私のところにありました。
ゲノム編集食品は米国などではNew GMOと言われており遺伝子組換え食品そのものです。
ところが日本政府は2019年9月19日、ゲノム編集食品は遺伝子組換え食品ではないので
安全審査も届け出も要らず、表示無しで流通させることを決定しました。
恐ろしいことにゲノム編集食品について何の規制もなくなってしまったのです。
ゲノム編集食品についての安全性について河田さんの話をもとに次回詳述します。
この安倍自公政権の無謀な決定によって、すでにゲノム編集の作物(高オレイン酸大豆など)が
日本に輸入されているものと思われます。 (天笠啓祐さん談)
米国ではNon GMの食用油として既に販売されています。
(写真参照※2019年9月24日NHKクローズアップ現代にて放映
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4331/)
日本でもこの高オレイン酸大豆の食用油などがすでに
遺伝子組換えでない食品として売り出されているかもしれません。
今米国もEU、中国、ロシア、韓国、各国がオーガニック食品がスーパーなどの店頭に並び
消費者は選択して買えるようになった現在、日本の動きは世界の流れに逆行しています。
子どもたちの健康を守るためにも、私たちはこのまま政府のいいなりになるわけにはいきません。
先ず、私たちは食料、生活用品を購入する際、
できるだけオーガニックとか、健康に良いものを選ぶことが大切です。
私もスーパーやホームセンターなどで買い物をする際、
オーガニックのものがない場合には店員さんに声をかけて聞くことにしています 。
この私たちの小さな行動が必ず日本の間違った消費者行政、政治を変えて行くと確信しています。
そして米国でゼン・ハニーカットさんはじめお母さん達が運動したように、
日本において、民間でNon GMOのような安全表示ができるような運動を始めようではありませんか。
山田正彦さんFBより引用