ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

庭に来た野生動物

2011-03-30 21:51:02 | どうぶつ
数年前オットーは、アオガラ(bluetit)の巣箱を手作りし、庭の奥のハダカにされていた針葉樹の幹に取り付けた。


これがアオガラ。青と黄色が鮮やかな、スズメよりひと回り小さいかわいらしい小鳥だ。
(写真はネットからの借り物です)

アオガラは気難しくて、入口の穴の大きさが正確でないと巣箱を使ってくれないとか。幸いウチの巣箱は審査にパスしたようで、産卵のシーズンになるとアオガラが出入りするのを見かけたので気をよくしていた。

ところが今年は、今月に入っても出入りがない。そこで数日前にオットーが巣箱の屋根を外して中を確かめてみると・・・


去年の春に産卵されたらしい、私の小指の先ほどの大きさの卵が5個、そっくり残っておりました。
「何かの理由で親鳥が巣を放棄してしまったんだろう」とオットー。残念だなぁ。ケイトーのトイレは庭の左奥の隅だったので、アオガラに気を遣いながらトイレを使わせていたんだけど。
この卵が残っていたから、今年は巣箱を使ってくれなかった模様。今からじゃもう遅いかな。残念。

って~、野鳥って野生『動物』ではないんじゃあ!? 
それでは改めまして、これまでに我家の庭で見た野生動物をご紹介~。

引越してきて間もなくの頃、一度だけ、ハリネズミ(hedgehog)が出たことがあった。日がとっぷり暮れた夏の夕べ、小さなダイニングルームのフランス窓のすぐ外に、なにやらうごめく姿が。オットーが「あれはハリネズミで、ドッグフード(缶詰の柔らかいお肉タイプ)を食べる」というので、小皿に少し盛ってそーっと置きに行き、ダイニングルームの窓辺に戻ってじっと待つこと約30分。シャイなハリネズミがようやく出てきてドッグフードを「ピチャピチャ」小さな音を立てながら食べ始めた時は感激。その頃にはほぼ真暗で、おぼろげにしか見えなかったけど。(実はハリネズミじゃなくてドブネズミだったりして) ハリネズミを驚かせたくなかったので、写真も撮れなかった。
 (写真はネットからの借り物です)

その後はずっと長いこと野生動物を見ることはなかったが、一昨年(2009年)3月、またまたダイニングルームにいたとき、私からは右奥にあたる庭の対角方向からキツネが入ってきたのを発見。すぐにカメラを取りに行き、驚かせないようダイニング・ルームの窓の内側でカメラを構えたまま固まった。

キツネは庭を横切って左手に歩き、


私から4mくらいの位置まで来、


そこから右方向に行ってしまったので見えなくなった。もう戻ってこないのかな、とガラスにはりついて右手を見たら、何と、敷石を敷いた窓のすぐ外のパティオ部分をトコトコ戻ってくるではないか。あわててまたカメラを構え、直立不動。至近距離からキツネが撮れた。ガラス越しなのでぼやけちゃったし、反射も写ってしまったが。まだ若そうなキツネで、つぶらな瞳が印象的。下半身に皮膚病を患っている様子で、皮膚が破れてしまっている部分がある。他の動物にでも噛まれたんじゃなきゃいいけど。


捕まえられればRSPCA(動物愛護協会)の獣医さんの所に連れて行って治療してもらえるのだが、警戒心が強いだろうからシロウトの私には無理。RSPCAに通報しても、捕獲のため駆けつけてくれる前にどっか行っちゃうだろうし・・・。
キツネは庭の奥を、来た時とは逆方向に左から右に歩き、右手の茂みに消えていった。
 あの皮膚病が治って、今も元気に丘で暮らしていてくれることを祈ります。

最後はリス。去年の4月にケイトーを亡くして落ち込んでいたら翌月の5月に、ここに引越してきて初めて、庭にリスが来た。

野鳥のための給餌筒なのに、必死でつかまって食べようとする姿がかわいくて・・・ずいぶん癒された。ハナに「これまでリスが来たことなんてなかったのに、ケイトーが死んじゃった翌月に来るなんて。あのリスはケイトーの生まれ変わりか、ケイトーが遣わしてくれたものにちがいない」と言ったら笑われたけど。
ただリスさんてば、一度に給餌筒を半分もカラにしてしまう。仕方なく10日間ほどかわいい姿を楽しませてもらったあと、心を鬼にしてリスさんが伝って下りにくくなるよう、給餌筒を提げてある紐をずっと細いものに換えた。そしたら筒まで下りられなくなったため、数日で来なくなっちゃった・・・ ごめんね~リスさん、でもアナタ食欲旺盛だから、悪いけど食べものは森で探してね~

ちなみに庭ではさすがに見ないけど、丘を散歩中に見たことのある野生動物には、ウサギ(ピーターラビットみたいに茶色いの!)と鹿があります。
夜行性なので姿は見たことないけど、アナグマ(badger)の巣穴も丘でよく見かけます。
さすが、半分田舎のダーズリー



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