はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

卒業旅行

2013年03月18日 | 家族のことつれづれ
数日前から大学生の息子が、同じ学科の友人と2人で米国サンフランシスコへ卒業旅行中だ。

まだ若く野心家の助教の厳しい指導の下、卒業判定期限ギリギリまで卒業研究に悪戦苦闘していた息子は、2月も半ばを過ぎて漸く卒業旅行の目処が立った。WBCの試合をサンフランシスコで見ると言う。

ひと足先に卒業旅行先のヨーロッパから戻って来た別の友人達は、旅行中ずっと雨や雪で散々だったらしい。果たして、サンフランシスコを行き先に決めた息子の旅は、吉と出るのか?

今回、飛行機とホテルだけのパックで、食事は一切付いていない格安ツアーだ。旅行費用は家庭教師のバイトで貯めたお金と、これまで彼の名義で貯めて来たお年玉や入学祝いの一部。親は一切援助していない。ケチケチ旅行を自認し、同時期に旅行社から出ているWBC観戦ツアー代金の半額位で済みそうだ。

「お土産なしね」と彼には宣告されている。もちろん、親は金も出していないから、お土産なんて頼めない。ただ、口だけは出させて貰った。「とにかく、無事に帰っておいで」。今回はノートPCを持って行くというので、「せめて、1日の終わりに無事メールが貰えたら嬉しいな」。

親バカ×心配性もいい加減にしろと言われるかもしれない。彼は物心ついてから、家族旅行や修学旅行で、米NY、イタリア、イギリス、韓国、中国、米LAと何度か海外渡航経験はあるし、国内なら何度も友人と旅行した経験がある。しかし、友人と2人だけの海外旅行は今回が初めて。もう成人したとは言え、治安の面で不安のある海外への個人旅行は、やはり心配だ。

出不精で旅行嫌いの夫の母に息子の旅行のことを話したら、意外にも「若いうちに世界を見ようと言う気概は頼もしいね」と言われた。大丈夫なのと心配されるかと思ったのに…bikkuri

息子と同世代で、バックパッカーとして休みの度に世界を旅している学生もいるのは知っている。それでも、昔、ある日突然に事故で妹を失ったトラウマで、息子が目の届かない場所、ましてや海外を旅することに、どうしても不安は尽きない。いつまで経っても子離れできない親と笑われてもase

心配性の親を慮って、律儀に息子はメールをくれている。今のところ、順調そうだ。ゴールデンゲートブリッジ、フィッシャーマンズ・ワーフ、アルカトラズ島…

WBCの決勝戦のチケットをせっかく入手したのに、あいにく今日の準決勝で、日本代表チームはプエルトリコに敗戦してしまった。息子達はヒスパニック系の人々に囲まれて、試合観戦することになるのだろうか?想像すると、ちょっと微笑ましいと言うか、心配と言うか…ase

何はともあれ、16時間の時差を計算して、毎日午後2時頃、彼の無事メールを心待ちにしてソワソワしている自分がいる。指折り数えて、彼の無事の帰国を待ちわびている自分がいる。

神様、仏様、ご先祖様、息子と友人の道中の無事をお守り下さいclap



【2013.03.19追記】

時間を置いて記事を読み返してみると、親バカ全開の内容に、正直赤面する。成人した息子を未だに子ども扱いし、管理していると言われても仕方ない。息子も「お母さん、しょーがないなあ…」と半ば呆れつつ、私に付き合ってくれているのだろう。しかし、現時点での私の正直な思いを綴った記録として、外野からの嘲笑覚悟で残しておく(爆)。
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