はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

フィギュア・スケート世界選手権2013

2013年03月18日 | 日々のよしなしごと
あれだけフィギュア・スケートの観戦が好きだったのに、今年は見る気が失せてしまい、結局見なかった。

キム・ヨナ選手が2年の休養を経ての復帰戦と聞いて、バンクーバーの悪夢が蘇り、おそらく彼女の優勝が予め約束された出来レースなのだろうと言う疑念が拭えない中、ゴールデンタイムの録画編集放送を待たずに、その結果をニュースで知って、やっぱり疑念は事実だったと確信したからだ。

そもそも2年間も弛まず努力を続けて来た選手達を差し置いて、元オリンピック・メダリストとは言え、2年間も一線から退いていた選手があっさり優勝をさらえるほど、現在の女子フィギュア・スケートはレベルがどうしようもなく低い競技なのか?と言うことだ。このことに関して専門家の誰ひとりとして言及しないことが、不思議でしょうがないし、気持ち悪い。

重ねてそもそも、キム・ヨナ以外の選手はシーズンを通して何度も公式戦に出場し、実績を積み上げて世界選手権の出場権を得ている。そうした選手達は、シーズン後半になってマイナーな大会に1度出ただけで世界選手権出場を果たしたキム・ヨナ選手のことを、実際のところどう思っているのだろう?彼女達の生の声が一向に聞こえて来ないのも不思議だ。つくづくおかしな競技界だと思う。

より高難度の技、新たな表現への挑戦を回避し、ただ伴奏曲を替えて、やりなれた技を焼き直しただけの演技構成で無難にまとめて、ミスなくキレイに滑れば高得点と言うならば、もう競技としてのフィギュア・スケートは終わっているbomb2

徒に自国の選手を貶めるような日本のマスコミの報道の在り方にも、不快感を禁じ得ない。今回の選手権に向けて直向きに努力して来た選手を愚弄するような記事が、よくもまあ情け容赦なく書けるものだ。日本のマスコミは一体、どこを見て、誰に向かって記事を書いているのだろう?伝えるべき内容、追求すべき事柄は、もっと他にあるのではないのか?徒にキム・ヨナ、浅田対決を煽った論点ずらし、浅田選手潰しの記事には、いい加減うんざりだonioni

以前はキム・ヨナ選手のことをけっして嫌いではなかったのに、韓国という国にも特に悪い印象もなかったのに、ここ数年は嫌悪感が募るばかりだ。残念だ。

ことキム・ヨナ選手が出場する大会に限っては、今後も見ることはないだろう。その大会がどんな権威をふりかざそうが、そこで発表される結果に信頼が置けないからだ。
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