車のエンジン音は、胎児の時に子宮内で聞いていた音に近いのだそうです。
その原理を応用しておもちゃ会社タカラ・トミーと自動車メーカーホンダが作ったのが写真のぬいぐるみ。
ボンネットを押すとエンジン音が鳴り響き、赤ちゃんが泣き止むそうです。
(1)別れの挨拶?
先日、桂由実さんのご逝去を受けて、急遽繰り上げ放映となった『徹子の部屋』桂由実さんの出演回を見ました。
MCの黒柳徹子さんも90歳になられて、長年お付き合いのあった方々の訃報に接する機会も多くなり、徹子さんのご心中察するに余り有ります。
親友であられた女優の中村メイコさんは昨年、番組収録の1週間後の大晦日に、そしてブライダル・ファッションの第一人者であった桂由美さんは先頃、番組収録の4日後に亡くなられたとかで、両者共に、まるで黒柳さんにお別れのご挨拶をしてから旅立たれたかのように見えました。
番組の中で桂さんは、来年の創業60周年に向けての意気込みを笑顔で力強く述べられていたので、ご本人も予想だにしなかった突然の旅立ちだったのでしょうか?
番組冒頭では徹子さんが「ジューン・ブライドの季節になりました」と仰っていたので、本当は6月に放送予定であったのかもしれません。
桂さんは近年、ウエディング・ドレスの新作だけでなく、結婚後のカップルの節目(1周年の紙婚式〜)を祝う「アニバーサリー・ウエディング」にも注力されていたそうで、全国に先駆けて関西で昨年行われた4組の熟年カップルのセレモニーに参加されたそうです。
桂さんデザインの純白のウエディング・ドレスを身に纏った熟年の妻に、夫は4人が4人共「妻がこんなに美しくなるとは思ってもみなかった。惚れ直した」との感想を漏らしていたとのこと。
また、セレモニーに列席した息子さんや娘さんは、ご両親の素敵な姿に「結婚はまだまだ先かなと思っていたが、早くした方が良いかなと思い直した」と結婚観に変化が見られたのだとか。
桂さんが事業を始めた60年前は白無垢の和装が主流で、ドレス着用率は僅か3%に過ぎなかったそうです。
しかし、日本の花嫁にも、ご自身が幼い頃夢見たお姫様のようなドレスを着て貰いたいと言う桂さんの情熱が、日本に「ブライダル・ファッション」と言う新しいジャンルを誕生させました。
その情熱は最期まで潰えることはなかった。創造性に富み、そして愛に溢れた、堂々とした生き様だったと思います。
(2)「ファミリー・ヒストリー」高嶋政宏編
言わずと知れた芸能一家、高嶋ファミリーのヒストリー。
理不尽にも生後5か月の長男を、自宅に出入りしていた10代の少女に殺害された高嶋夫妻。その深い悲しみを、子育て中は後に生まれた2人の息子に微塵も感じさせなかったそうです。
その不幸な出来事から、家族の絆を最も大切にされたのが高嶋家でした。遠隔地でロケがあれば、小学校低学年の頃まで、2人の息子を出来る限り現場に帯同させたそうです。
また、ある時、貴宏氏がスキューバ・ダイビングに行くと言うと、ご両親は必死に止めたそうです。
高嶋忠夫氏は68才から鬱病を患い長い闘病生活に入るのですが、彼を生涯、側で支え続けたのが妻の寿美花代さん。
夫をなくした悲しみと、長年の夫婦生活に「あなたと出会って最高の人生でした」と感謝の思いを綴った彼女のメモが、切なく胸に迫りました。
今回、特に胸を突かれたのは、忠夫氏が2人の息子さんに遺した言葉でした。
「名優にならなくていい。それよりも幸せになって欲しい。幸せに長生きして欲しい。」
どんなに仕事が出来ても、それで名声や富を得ても、幸せを感じられなければ、生きている意味がない。
奇しくも、息子の貴宏さんは今、その境地にあるのだそうです。
「もっと頑張れ」と、息子の尻を叩きがちな自分に、大いに反省を促す言葉でした。
愛情を注いで我が子を育てた親からすれば、我が子が幸せにその人生を全うすることが1番の願いと言えます。
あれもこれもと欲張るのは、勝手な親のエゴですね。
生後20日の孫☺️。ミルクを飲み終えてゴキゲンな様子。
(了)
昨夜の【ファミリーヒストリー】私も見てました
余韻はhanakosannと同じ思いです
親になって自分でも驚くほど欲張りました…
祖母になり~子育て経験を活かそうと…見守ってます
初孫さん 健やかなお顔ですねカワ(・∀・)イイ!!
「ファミリー・ヒストリー」面白いですよね。
ただ、今回は知られざるご先祖の存在もさることながら、高嶋忠夫・寿美花代ご夫妻のエピソードが印象的でした。
辛い経験をされて心に深い悲しみを抱えつつ、優しい心根で人々と関わり続けたご夫妻。
そのご夫妻のもとで愛情豊かに育てられた高嶋兄弟は幸せだと思います。
我が子と孫とでは保護者としての責任の度合いが違うので、少しは冷静に、程よい距離感で孫とは接することが出来るでしょうか?
息子は就職を機に地方都市に移住してしまい、そこでお嫁さんを見つけたので、お嫁さんの実家の近くに家を建ててしまいました。実質、婿に出したような状態です。
孫とも頻繁には会えないと思いますが、息子が自分の家族と幸せに過ごせれば充分ですね。