LP、CDを合わせると、17~18枚程度所持していて、好きなピアノプレーヤーの一
人であるバド・パウエルについて簡略的に触れてみます。
バド・パウエル(Bud Powell 本名:Earl Rudolph "Bud" Powell, 1924年9月27日 - 1966年7月31日 42歳没)はジャズ・ピアニスト。
チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらによって確立されたビバップスタイルのジャズを、ジャズ・ピアノの分野に定着させ、「モダン・ジャズピアノの祖」とも称される。現代も続くピアノ、ベース、ドラムスの「ピアノ・トリオ」形式を創始した。
1940年代後半から50年代初頭が音楽面の最盛期。麻薬やアルコールなどの中毒に苦しみ、精神障害を負ったことから、50年代中期以降の衰えは著しい。しかしながら、不調期の録音といえども、呻き声を発しながらの鬼気迫る演奏が残されており、これをもバドの一つの個性として評価する声が多い。
1960年代初頭は本国アメリカに一種のジャズ不況が訪れ、多くのジャズメンがヨーロッパに活動の場を移した時期であるが、パウエルもまたフランスに渡って活動を続ける。アメリカと異なる良好な環境と好意的な聴衆に支えられて麻薬禍から脱却するが、既に体はボロボロであり、1966年アメリカ帰国中に死去した。
アルバムの代表作に「バド・パウエルの芸術」「アメイジング・バド・パウエル」「ジャズ・ジャイアント」「ザ・シーン・チェンジス」「バド!」など。 作曲も多く、「ウン・ポコ・ローコ」、「クレオパトラの夢」などが知られる。