心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

犬に育てられた少年

2020年02月08日 | 雑感・愚見

ロシアで父母に捨てられた子供が野良犬と共に

モスクワ郊外の村のゴミ捨て場で

暮らしているのが発見されたとのことです。

 

その子供を保護しようとしたのですが、

犬が手放さないので救出されたのは

1998年、子供は4歳になっていたとのこと。

 

えええええええええ?

これが本当の話だったら色々と凄い話ですよね。

そのような劣悪な環境で幼い子供が病気にもならず

4歳までスクスク?と育ったことや

 

幾ら親代わりの犬が抵抗したからといって

引き離すして保護しようと思えば直ぐにだって出来ると思うのですが、

どのような理由から何でしょうかね。

 

昔々に狼に育てられた少女が人間社会に適用していく

セミドキュメントの洋画を見た記憶があるのですが、

一人の人間が狼のリーダーに信用されて

群れの仲間に迎え入れられることはあっても

人間の幼児が狼に育てられ育つことが有り得るとすれば凄い話です。

 

洋画では、その少女は言葉を話さず(当然)、生肉を食べ(当然)、

手と足を使って四足歩行をしていましたが、

このことからも子供は育った環境に

大きく影響を受けると言うことを示しています。

 

とは言えです。

何でもかんでも本人の心の問題が幼少期の養育者との関係によって

引き起こされていると言うような考え方に全面的に同意は出来ません。

 

個人のものの見方や捉え方は、

養育環境の影響を受けて作り出されるとは思いますが、

いつだって個人は、それを大きくすることも、

それを変更することも可能です。

 

精神科医であり天才的な催眠療法家でもあった

ミルトン・エリクソン氏が子供の爪噛みを治療した際に

全部の指にテープを巻くことを指示し爪を噛むことが出来ない状態を

一定期間維持させることで問題を完全に解決しました。

 

エリクソン氏は、

心の問題を解決するために何でもかんでも幼少期の場面まで戻り、

何らかのアプローチをするよりも川の流れを変えるように

本人のパターンを変えるのですと言っています。

 

無意識の底に学び取り習性とまでなったものも

新しい環境、社会に適応することも可能なんですから

心の問題や悩みもまた本人の心のパターンの変革に取り組めば、

問題解決は出来ない訳がありません。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


身代わり

2020年02月06日 | 雑感・愚見

2014年 ブラジルで違法薬物販売で逮捕されて

保護観察中の男に装着させている監視装置から

異常をしめす信号を受信しました。

 

男が懲りずに違法薬物販売のために外出している疑いが濃厚になったので

警官が男の自宅に踏み込んで調べると

そこには男が装着しているはずの監視装置を首に巻き付けた鶏が

「クックッドゥドゥ。」

 

性犯罪者にGPS監視装置を装着義務がある国は、

アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ等、

アジアでは、韓国で施行されていて

性犯罪の再犯の防止に効果をあげているようです。

 

新潟県議会でGPS監視を求める意見書が可決されたように

日本でも監視装置装着義務が施行される流れになるかもです。

 

GPS監視装置は、警察の監視センターで24時間行動を監視され

監視対象者が許可された範囲外へ出た場合には

即時に監視センターに信号が送られ、

立ち入り禁止区域に近づいた場合にも

そこから離れるようにメッセージが送られるそうです。

 

装着者は、24時間監視されることのストレスや

一般国民に装着者であることが比較的簡単に認識されるので

社会復帰を難しくすることや人権侵害との否定的な意見もあり、

装着者の中にはストレスから自殺した者もいるようです。

 

今後、日本ではどのような流れになるのでしょうか。

自業自得と言えばそうなんだと思いますが、

それって悪なの?って思えるようなことで

逮捕された報道を目にしたりすると恐ろしくもなります。

 

なのでもし日本で装着が義務付けられた時には、

裁判所が犯罪が悪質かどうかを正確に判断してもらえることを

願うばかりです。

 

こんなことを書いていますが、

まだ日本では何も決まっても無いし、

その気運も高まっていないんですよね。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


オウムの告白

2020年02月04日 | 雑感・愚見

1995年のオーストラリアのメルボルンで

ご近所さんが一羽のオウムの所有権をめぐっての争いが

裁判沙汰にまでなってしまいました。

 

その裁判は、法廷に運び込まれたオウムが

飼い主や同居の猫の愛称を連呼したことで

即座に決着が付いたようです。

 

何でまた近所の人とオウムの所有権を法廷で争うように

なったのか理解が及びません。

いったいどういう状況だったのでしょうかね。

 

法廷がオウムが喋ったことを判断材料にしているので

「元々俺のオウムだったのをアイツが盗んだ。」と言う

近所の人からの訴えではなさそうですし……。

状況が良く分かりません。

 

人間の子供の場合は、両サイドに親だと言う人を立たせて、

「◯◯ちゃん。こっちこっち。」で

決着という訳にもいかないと思いますが、

オウムの場合は、それで良しとしたようですね。

 

しかし、法廷でオウムが

「よくもやりやがったな。」「いつもののりしやがって。」

「◯◯悪い奴。」「猫、怖い。嫌い。」

なんてしゃべっていたら判決はどうなったのでしょうかね。

 

それで持ち主が判明したとしても動物虐待で

裁判所預かりかな。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


ウロボロス

2020年02月02日 | 雑感・愚見

ウロボロスは、古代の完全なものとしての象徴の一つで

ヘビが脱皮して大きくなる姿を「不老不死」や「死と再生」、

何も食べないでも長く生きられることから「強い生命力」として

自分の尾を噛んで環になったヘビを

始まりも終わりも無い完全なものとしました。

 

2019年夏、アメリカのペンシルバニア州で

爬虫類の保護活動をする団体が飼育するヘビが

自分の尾から体半分を呑み込み、輪っかの状態になっているのを

飼育員が発見し、優しく口を開けて尾の部分を引き出したそうです。

 

ヘビがせっかく完全体になろうと頑張っていたのに

心無い飼育員に台無しにされたので

ヘビは、さぞかしお冠だったかも知れません。

 

と言うのは冗談で、動物のストレス異常行動の一つかと。

動物達も嫌なことを我慢させられすぎたり、

不安な状態が続いたり、飼育環境が悪かったりすると

心や身体の状態が悪くなり、それが異常行動として現れます。

 

同じ場所をグルグル歩き回ったり、身体を左右にゆすり続けたり、

壁や鉄柵を繰り返し噛んだり、

自分の毛をむしり取ったり、自分の身体をなめ回し続けたり、

自分の身体を噛んだり、食べ吐きを繰り返したりするようです。

 

人間も同じですよね。

食べ吐きを繰り返す摂食障害。

人や自分の身体を傷つける他傷、自傷行為。

壁を叩いたり、物を壊したりする暴力行為。

自分の頭の毛を抜く抜毛行為。等々。

 

我が子に異常行動を発見したら、

自分では受け止めきれない生活環境や親子関係に

トラブルを抱えていることを行動によって表しているので

「そんなことをするな。」と叱っても問題は解決しないので

心療内科あるいは心の専門家などの協力を得て、

出来るだけ早い段階で我が子を助けてあげて下さい。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン