心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

署名・捺印

2020年02月22日 | 雑感・愚見

1971年 長崎市に住む47歳の女性の自宅に

押し入った強盗の男に一喝。

「お金は貸すからこれにサインしなさい。」

 

その迫力に負けたのか渡された借用書に

署名と捺印して退散。

当然、それが証拠となって男は逮捕された。

 

随分と前の事件で強盗に入られた家主が、

強盗の身の上話に同情して食事を提供したうえにお金まで与え、

「もう今日限りでこんなことやめな。」と諭し、

男を返し当然警察にも連絡しなかった。

 

数年後に自分が立ち直る切っ掛けを与えてくれた家主に

感謝の何かを届けた感動話というのか何と言うのか、

そのような出来事がぼんやりとした私の記憶にあります。

 

強盗に入った男は、家主の女性の態度によって

強盗からお金を借りに来た人に立場が変わり、

自分の行動が罪ではなくなりお金まで手に入ると

家主の女性の言葉にのって書類に本名を署名、捺印。

 

強盗の男が、借りた形になっているお金を家主の女性に

後に返すつもりがあったのかどうなのか分かりませんが、

通報され逮捕され「騙された。裏切られた。」と

腹を立てているんでしょうかね。

 

お金の貸し借りは、互いの信用の元に成り立つものですから

強盗の男は家主を信用することは出来たとしても

家主の女性は、強盗を信用するなど出来るはずも無いので

そのような恐怖で緊迫した状況でする契約は、

法律的にも無効となるのではないでしょうか。

 

救いは強盗の男の心情は分かりませんが、

最終判断として初めて会った人の言うことを信じたことに

心根の善が感じられることです。

 

万死に値すると思える犯罪者もいますが、

このような犯罪者には、立ち直れると思いますし、

どうにか立ち直って欲しいと思うのです。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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