心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

半熟卵

2020年09月13日 | 雑感・愚見

イギリスのある夫婦は、夫が作る半熟卵を妻は大好きでした。

夫は自分が亡くなった後でも私の半熟卵を作れるようにと

死後自ら砂時計になって卵の茹で加減を教えようと決意しました。

1999年、男性の死後、妻は遺言通り遺灰入りの砂時計を特注しました。

 

墓地不足は、多くの国で深刻のようで

墓地を用意する費用も高騰している影響なのか

今やイギリスの埋葬は、70%が火葬のようです。

 

またイギリスの火葬は、火葬後に「遺骨」となるのではなく

全く形が残らない「遺灰」となるので

散骨が多く行われているのだそうです。

 

日本でも死後に自分の遺骨を海や山や川に

散骨して欲しいと願う人もいるようです。

 

散骨することで地球を自分の墓とするのも壮大な感覚ですが、

古い感覚の私の場合は、この地球に自分が存在した証となる

お墓に埋葬されたいと思っています。

 

死後、遺灰時計になった男性のアイデアは、

いつも夫の自分が傍にいることを妻に感じてもらうことで

妻が寂しくないように、また自分の存在を忘れて欲しくないために、

そして、自分が妻を深く愛していたことを伝えるために、

半熟卵の適切な時間を知らせる砂時計と遺灰を合体させたのは

何て素晴らしいんでしょうと思ったりもするのですが、

 

遺灰の砂時計を作製した肝心の妻の気持ちは、

どうなのか知りたいなあ。

 

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