心の扉 神戸カウンセリング花時計

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妙心寺塔頭 退蔵院

2017年08月07日 | 名所めぐり(京都)

退蔵院は、妙心寺46の塔頭のなかでも

屈指の古刹としてしられており

有難いことに通年公開となっています。


見所は国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」(模本)。

史跡名勝・枯山水庭園「元信の庭」。

四季折々の景色が美しい池泉回遊式庭園「余香苑(よこうえん)」です。

 

退蔵院 山門

 

 

山門を奥へと進み

 

 

退蔵院 方丈

 

 

国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」(模本)

退蔵院の目玉で国宝に指定されている『瓢鮎図(ひょうねんず)(模本)

山水画の始祖と言われる如拙(じょせつ)が足利義持の命により

心血を注いで描き、現存する如拙の作品のなかで

最高傑作と言われているそうです。


この絵は山水画というよりも

「ただでさえ捕まえにくいなまずを、こともあろうに瓢箪で捕まえようとする。」

この矛盾をどう解決するかの禅問答の絵で、

絵上部の文字は、当時の京都五山の禅僧31人が

頭をひねって連ねた回答のようです。

 

 

池泉回遊式庭園「余香苑(よこうえん)」へ向かいます。

 

門をくぐって正面にある紅枝垂れ桜

当然ですが、桜の花は咲いておらず葉桜です。


陽の庭

 

陰の庭

門をくぐってすぐ両側には、敷き砂の色が異なる陰と陽の二つの庭があります。

この二つの庭は、物事や人の心の二面性を伝えているのだそうです。


 

 

「余香苑(よこうえん)」

 

退蔵院 水琴窟

 

退蔵院 水琴窟

水をすくって撒いてやると、

例の高い音(キン・キン・コン)が気持ち良く響きます。


私は、この水琴窟は大発明だと思っていて、

小堀遠が創案した洞水門が、

水琴窟の原型と言われています。


小堀遠州と言えば、この前訪問した

南禅寺塔頭の金地院、鶴亀の庭も小堀遠作で、

安土桃山時代から江戸時代前期に活躍した茶人であり、

建築家であり、作庭家であり、書家であり、

備中松山藩第二代藩主、のち近江小室藩初代藩主。


美的センスに、建築の知識に、発明家、

もうこの人は、天才であり化け物ですね。


大休庵

 

「余香苑(よこうえん)」

 

栗林公園のような壮観な庭園ではありませんが、

コンパクトにまとめられた美しい庭園です。


なのですが、あれ?

そう言えば史跡名勝の退蔵院・元信の庭は???

退蔵院を出てからそのことに気が付き

参拝受付時に頂いたパンフレットを見ると

通常参拝では方丈脇より見ることが出来ると記載されていました。


方丈の写真に収めた鶴の絵の横から

覗き見ることが出来たようです。

あの鶴の脇からとは。。。油断大敵火の車。」


城壁の脇を抜けていくことが重要な謎解きに繋がった

ドラクエのような仕掛けが施されているとは。。。

(勇者フジノは元信の庭をみつけられなかった。)



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