心の扉 神戸カウンセリング花時計

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京都 東本願寺

2023年05月25日 | 名所めぐり(京都)

 

世界遺産の京都西本願寺では、

2023年に宗祖親鸞聖人が誕生して850年、

浄土真宗が開かれて800年を迎えることから

「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」

2023年3月29日から5月21日まで催され、

その法要に合わせて特別拝観が実施されます。

 

で、今回の京都名所巡りは、

その西本願寺の特別拝観をお目当てに京都に向かったのですが、

せっかくなのでと、これまで一度も拝観していなかった

西本願寺のお隣さんの東本願寺に少し立ち寄ることに。

 

烏丸線の五条駅から烏丸通りを真っすぐ南方向へ

えっちらおっちらと歩くと見えてくるのが

1911年(明治44年)再建された東本願寺の玄関門

 

 

 

東本願寺 玄関門【国登録有形文化財

 

西本願寺は、世界遺産に登録されているのですが

東本願寺は、世界遺産に登録はされていないんですよね。

 

その辺りの詳しい事情は全く知らないのであれですが、

主だった建築物が明治時代に再建され

比較的新しいのでということなんでしょうか。

 

でも明治の職人は、優れた仕事する人が多いんですけどねえ。

 

 

 

 

 

 

東本願寺 菊の門(勅使門)【国登録有形文化財】

 

徳川家康が寄進した勅使門は、

門扉に菊の紋があることから菊の門とも呼ばれています。

 

勅使門(菊の門)は、他の建物と同じく度々火災で焼失し、

現在の勅使門(菊の門)は、1909年に起工し、

1911年の2月(明治44年)に再建されたもの。

 

再建の際に門扉の菊の紋章について宮内庁に伺いをしたところ

江戸時代から門扉に菊の紋が使用されていたことが認められ

菊の紋の使用が特別に許可されました。

 

 

 

 

菊の門からもう少し烏丸通を南進すると

東本願寺の象徴とも言うべき御影堂門が右手に見えてきます。

 

 

 

烏丸通 御影堂門と京都タワー

 

東本願寺の御影堂門は、でっかいですよお。

 

 

 

東本願寺 御影堂門【重要文化財】

 

誰が言ったのか京都の三大門は、

知恩院の三門、南禅寺の三門、仁和寺の二王門。

 

東本願寺の御影堂門は、正面21m、側面13m、高さが27m

京都どころか世界最大級の木族建築の山門であるのですが

京都の三大門の一つには数えられていないのは何故なのか。

 

京都の三大門は何々と、誰が言いだしたのか

いつ頃に言われ出したのか分かりませんが、

この御影堂門は、1911年(明治44年)に再建された

比較的新しい門なので京都の三大門云々と言われ始めた頃の

元々の門は、ここまで大きくなかったのかもね。知らんけど。

 

 

 

 

東本願寺の御影堂門は、とにかくデカい。

なので歴史的価値や建築時期を考えなければ

京都の三大門の一つには

東本願寺の御影堂門が入るのは間違いないところです。

 

 

 

 

西本願寺から分立し西本願寺の後に建築された東本願寺の建造物は、

この御影堂門の他にも阿弥陀堂、御影堂なども西本願寺のそれらよりも

少し大きな建造物となっているのが面白いところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨大な門を支える柱の根元が傷まないように巻かれた柱根巻きに

装飾された32体の獅子の内一体だけ眠り獅子がいるようです。

 

東本願寺西本願寺宗祖は同じなので

「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」

2023年3月25日から4月29日まで行われていたようです。

 

 

 

東本願寺 鼉太鼓(だだいこ)

 

私が東本願寺を訪れたのは、

東本願寺の慶讃法要の期間がすでに終了しているはずの

5月の中頃だったのですが

まだ何かの行事が行われていたのでしょうか。

御影堂門の所に設置されていた鼉太鼓が撤収の最中でした。

 

龍の彫刻が施された三つ巴の太鼓は、すでに撤収済みで

ギリギリの滑り込みのタイミングで

二つ巴の太鼓を拝見出来たのは、運が良かったのか悪かったのか。

 

太鼓の周りを宝珠形で装飾された鼉太鼓は、

1000年以上前から伝承されている

世界最古の音楽文化として国の重要無形文化財にもなっている

雅楽や舞楽の演奏に用いられる太鼓で、

 

三つ巴の太鼓の周りを龍の彫刻で囲み、

頂上に金の日輪を飾る唐楽に用いられる太鼓と

二つ巴の太鼓の周りを鳳凰の彫刻で囲み、

頂上に銀の月輪を飾る高麗楽に用いられる太鼓とで一対を成します。

 

 

 

東本願寺 慶長撞鐘(けいちょうつきがね)

 

慶長撞鐘は、慶長7年(1604年)

徳川家康公から京都烏丸六条に寺地の寄進を得た教如上人が

同9年の御影堂の造営に合わせて鋳造したものとのこと。

 

 

 

 

高さ256㎝、口径156㎝で慶長以前の鐘としては、

全国でも5番目の大きさだったようです。

 

撞鐘の真ん中部分の池の間には、鳳凰図が描かれていて

鳳凰図の向かい側には飛天図が描かれています。

 

 

 

東本願寺 鐘楼【重要文化財】

 

現在の東本願寺の鐘楼は、

1894年(明治27年)に再建されたもので

撞鐘は、2010年(平成22年)に400年ぶりに新調されたもの。

 

 

 

東本願寺 手水屋形【重要文化財】

 

手水鉢の上に据えられた銅製の竜の口から水が注がれています。

再建は1895年(明治28年頃)とされています。

 

 

 

 

またこれも大きくて迫力満点の龍の像。

大きさと迫力で言えば、これまで観てきた中で一番かも。

 

 

 

 

 

 

阿弥陀堂【重要文化財】と御影堂【重要文化財】

 

右奥の建物は、東本願寺の御影堂で

宗祖の親鸞聖人の御真影を安置しています。

 

現在の建物は、1880年(明治13年)に起工して

1895年(明治28年)に再建されたもので

正面76m、奥行き58m、高さが38m

世界最大級の木造建築物で

2019年に国の重要文化財に指定されました。

 

 

 

東本願寺 阿弥陀堂

 

御影堂の南隣りに建つ阿弥陀堂は、

御本尊の阿弥陀如来を安置するお堂。

 

御影堂と同じく1880年(明治13年)に起工し

1895年(明治28年)に再建された阿弥陀堂は、

正面52m、奥行き47m、高さ29m。

 

 

 

東本願寺 阿弥陀堂門【重要文化財】

 

阿弥陀堂門は、1911年(明治44年)に再建されたもので

江戸時代中頃には、唐門として建てられました。

 

東本願寺の建物は、4度も火災に遭っていて

4度目の火災は、1864年の7月に起きた禁門の変によるもので

一条通りから七条通りの東本願寺まで広範囲にわたり延焼しました。

 

禁門の変で起きた大火災による東本願寺の被害が

どのようなものだったかは、

現在の東本願寺の多くの建造物が明治になってから

再建されていることから伺えます。

 

阿弥陀堂門から東本願寺の境内を出て西本願寺へと向かいます。

 

 

 

 

東西の本願寺は、主立った堂宇の姿と

その配置までもが似ているので西本願寺を拝観すれば

東本願寺も拝観したのと同じかなと思っていたので、

今回は、世界最大級の御影堂門と阿弥陀堂と御影堂だけを

軽く撮影をして西本願寺へのつもりだったのですが、

 

大同小異とでも言いましょうか、

以前に拝観したことのある西本願寺とは

境内の雰囲気が違っていたこともあり、

ついつい撮影箇所が増えて長居をすることになりました。

 

ただ御影堂と阿弥陀堂には、あえて上がらずに

次回に東本願寺に興味を持つ友人と

再訪した際の楽しみに残しています。

 

 

 

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