心の扉 神戸カウンセリング花時計

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プロポーズの語源

2024年06月07日 | 雑感・愚見

プロポーズの世界的な始まりは、古代ローマ帝国時代のようで

この頃からすでに指輪を贈る習慣があったようで、

指輪を付けるということは結婚の約束をした証となりました。

ちなみに当時の指輪は、鉄製の指輪。

 

propose(プロポーズ)の語源とされるのは、

ラテン語で『前に置く』を意味するproponereが語源で

その前に置くの意味から提案するの意味が生まれ、さらに申し込む

そして、求婚も意味するようになったとされています。

 

婚約指輪を左手の薬指にはめる理由は、

古代ギリシャの時代に心臓は人間の心を司る場所だとされていて

左手の薬指は心臓と一本の太い血管で繋がっている

特別な指だと考えられていました。

 

その特別な指に婚約指輪を装着することは

愛する女性の心を繋ぎ止めておくという意味があったとのことです。

 

また誰が考え出したのか分かりませんが、

この話を私が初めて聞いたのが

中学か高校の修学旅行か遠足の時のバスガイドさんから。

 

 

図のように両手の指先を合わせると

人間の人体の構造上、薬指以外の他の指は

指先を離せることが出来るのですが

薬指は離すことが出来ないことから

結婚指輪は、特別な指である薬指に装着するとのことでした。

 

凄く分かりやすく話としては面白いのですが

ちょいとロマンチック度的に重みに欠ける感じもします。

 

古代ギリシャで信じられていたことは

結婚への神秘性やロマンチック度は増しますが

その話って本当にと思ってしまう余地がちょいと入り込む

解りずらい話ではあります。

 

指輪の形は、円形で永遠に途切れることなく形で

結婚をも意味しているエジプトの象形文字から

始まったとされているらしい。

 

日本のプロポーズの始まりは、

当然のことながら外国のそれと全く違っていて

愛する異性が住む家の前で相手の名前を呼んだり、

好きな気持ちを詩にして読んでいたようで

 

このような行為は、万葉集にも記されているらしく、

詩や手紙による求婚が庶民にまで広がったのが江戸時代。

 

婚約指輪にダイヤモンドが一般化したのが

15世紀頃でさすがにダイヤモンドは高価だったので

欧米で一般化したのが19世紀から20世紀頃。

 

クリスマスの態度を見ても分かるように日本人は、

外国の文化であろうが何であろうが、良いものは良い、

楽しいものは楽しいと取り込んでしまう習性があるので

 

日本に指輪の習慣が伝わったのが明治時代で

昭和41年にダイヤモンドの輸入が解禁されたことで

求婚の際にダイヤモンドを贈る習慣が一気に全国に広まります。

 

もうこうなると求婚の際に日本の古式に則って

詩を詠んだり手紙を贈るだけじゃあ相手の態度は、はあ?

 

確か婚約、結婚指輪を贈る欧米の場合は、

結婚式のようなものがあるだけで

指輪を贈る習慣が無かった日本では指輪にあたるのが

結婚準備金としての結納文化で、

詩を詠んだり手紙を贈るだけで安上がりで済まず、

現代の日本では元々の結納文化に加えて

ダイヤモンドと婚約指輪とプラチナリングの結婚指輪が加わり、

ふぇ~ん。と書いたら絶対に怒られますよね。

 

愛する嫁さんに結納金に結納の品々だけじゃなくて

指輪まで贈ることが出来るのはこの上ない喜びとしなくちゃね。

 

ちなみ婚約指輪にダイヤモンドが選ばれるのは、

ダイヤモンドには『不屈の力』とか『永遠』等の意味合いが

あるためだそうです。

 

これってダイヤモンド自身が言葉を発したはずが無いので

花言葉のようなもの?昔々からの宗教的な意味から来てる?

それとも日本のバレンタインにチョコレートを贈る習慣のように

チョコレート業者が流行らせたもの?

 

誰かが言っていた非常に現実的な話として

もし将来2人が分かれることになった際に

女性がダイヤモンドの指輪を売ることで

色々かさむであろう資金の助けに出来るからとか。

つまり慰謝料の一部となる。

 

ここまで世界に浸透すると余計な詮索は、

しないに限る。

 

 

 

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