心の扉 神戸カウンセリング花時計

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許可願い

2023年02月12日 | 雑感・愚見

 

1992年 殺人罪でカナダの刑務所に

収容されている37歳の男が

裁判所に自殺の許可を求めました。

 

男の弁護士も

「法律で自殺を禁じていない。」と

強弁しましたが却下されました。

 

 

カナダでは、2016年6月に

医師による安楽死幇助が合法となったようで

この制度の適用規定は、

治る見込みのない終末期疾患患者のみを対象としていて

さらに他国からの自殺ツアーを防止するために

カナダ政府出資の医療サービス資格保持者に

限定されているとのことです。

 

なので自殺許可を求めた37歳の男が

新しい制度が出来た24年後に

再度自殺許可を求めたとしても

再び、却下されることになりますね。

 

 

カナダで合法となった医師による安楽死幇助ですが

日本では同じような規定が出来るかって言うと

反対する人達の考えも正しいだろうし、

賛成する人達の考えも正しいだろうから

 

成立させたい人達は、正しさを求めずに

国民全体に訴えるしかないかなと思うし、

仮に成立したとしても安楽死を幇助する

医師らの心の負担を考えなくては………。

 

 

競走馬なんかの場合は、

酷い骨折をした時には、苦しませないようにと

安楽死をさせることは当たり前に行われていて

 

その行為について今の所は、

強く反対する集団や組織もいないように思われるので

競走馬や動物に関して大きな流れは、

安楽死が肯定されているのは間違いない所です。

 

それが自然なことだとするなら

人間にも当て嵌まるはずなのですが

まあ人間となると簡単に決まらないですよね。

 

現状の法律では、本人が死を望み、

家族の多くがそれを望んでも

家族の中から反対する人が出たりして

処置をした医師を反対した家族が恨んで

事件が起きないとは限りませんし、

訴訟問題が起きそうな気もするので

何か良い解決策がないかと思うのですが、

 

誰に教えられた訳でもない私の中に

安楽死に諸手を挙げて肯定できない気持ちがあるし、

世界の有名処の宗教でも共通して

自殺はタブーとしているところから考えても

 

宗教や倫理等と言った

人の浅い考えから生まれたものじゃなくて

もっと深い場所に深い意味を持って

心の中に埋め込まれているように思うので

 

本人が望もうと、家族が承諾しようと

それじゃ良いですね。とはならないような………。

難しいなあこれ。

 

 

 

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