2020年の12月に第一生命保険の
元営業職員等による一連の金銭搾取事件が
発覚しました。
この事件で19億5千万円と巨額搾取を働いた
山口県の元営業職員が89歳の女であったことが
注目を浴びることになりました。
この事件について私なりに少し調べている時に
私が目にした別の記事には、
2004年に青森地裁で5人の男性から
約3千9百万円を搾取した
89歳の女の裁判が行われたとのこと。
その裁判を担当した判事は、
「高齢だが常習性が顕著で被害額も高額。」
として懲役3年4ヶ月を言い渡した。
と言うものです。
山口県と青森。
約19億5千万円と約4千万円。
と場所も搾取金額も違いますが、
どちらも89歳の女の犯行となっています。
犯罪が同じ金銭搾取事件で
年齢が89歳と同じなので
そんな偶然があるのだろうか?
もしかしたら、
青森の事件について書かれていた記事は、
第一生命の事件を間違って書いているのではと思って
少し調べてみたのですが分かりません。
青森の搾取事件が
実際に有った搾取事件だとしたら
2人の女の年齢が89歳。
良い服を着て美味しい食事をして、
美味しい酒を飲んで
良い車に乗って、良い家に住んで、
何て気持ちが89歳であってなお
心の中で溢れかえっていたんですかね。
本人に話を聞いてみなければ分かりませんが、
それらは本人の物欲を満たすためではなく
周りの人達への私は凄いアピールのため、
つまり自己顕示欲を満たそうとする
行動だったのかなとも思ったりもするのですが、
でもなあ89歳。
通常なら物欲やら自己顕示欲の次の段階、
穏やかさ、安らぎ、癒し、心地よさ、平静等、
精神的な欲求を求める段階に入っても
おかしくないのですが
この女性は違ったようです。
人を信用出来なかったのかなあ。
真っ当な手段でお金を得ていないので
お金を得た以上の不安や罪悪等を無意識で感じて
次の段階へ移行するための達成感や満足感等を
得られなかったのかも知れません。
終わり良ければ総て良しとも言いますが、
この女性は、晩節を汚す、晩節を穢すですね。
精神的満足が得るどころか
人生の終盤に孤独感、疎外感に
塗れることになるような人生は哀しすぎます。
失った信頼を取り戻すには
かなりの時間がかかるし難しいですが、
なんとか残りの人生で終わり良ければに
持っていってもらいたいものです。