心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

聖域

2021年10月11日 | 雑感・愚見

 

2013年 カナダの作家スロカ氏は、

執筆に集中するために地下にある書斎を

「妻の立ち入り禁止」にすることに

裁判所のお墨付きを得るために訴えを起こしました。

 

裁判所は、夫の聖域を認める判決を下しました。

 

 

自分が一人で居られる聖域を確保したいのなら

相手に提案をするのが普通だと思うのですが

裁判所に訴えるってどうなんだろう。

 

こんなの夫婦二人で話し合って

解決する事柄だと思うのですが、

話し合いで全く解決しなかった?

 

スカロ氏のような仕事に集中するためでなくても

多くの人は、自分が纏っている

肩書や立場や責任から離れて

ただの一人の人間になれる時間や空間を

求める気持ちはあるのではないでしょうか。

 

スロカ氏は、裁判所に認められた地下室に籠ることで

自分以外の世界から受ける刺激によって

生まれる発想からは遠ざかることになりますが、

 

自分以外の世界をシャットアウトすることで

執筆活動を捗らせることに繋がるでしょうし、

独りで過ごす故に得られる発想へと繋がります。

 

また自分が集中して取り組みたい何かのためではなくて

のんびりと過ごせる環境と時間を持つことで

身体と精神をリフレッシュすることができて

仕事への集中力の復活や継続、

親しい人と自然と楽しく接することに繋がります。

 

一人で過ごす時間を持つと

色々と良いことがあるのですが、

一人の時間をどんどん持ちましょう

と言うのでありません。

 

独りで過ごす時間を持つことは

色々と良いことがありそうですが

それだけで過ごすとなると

失うものや得られないものが色々と発生します。

 

独りで過ごす時間、親しい人と過ごす時間を

バランス良く持つことが大切なのは

言うまでもありません。

 

 

しかしなあ。裁判までするかね。

裁判を起こすまでになる前の

二人のやり取りに何があったんだろう?

それ以外の二人の関係は、どうなんだろう?

 

滅茶苦茶夫婦仲が悪そうにも思えますが

案外と滅茶苦茶夫婦仲が良いのかもとも

思えたりするので

 

この夫婦の摩訶不思議な関係に

興味が湧いてしまいます。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン