大津市議 草川ただしのブログ

子どもとともに 未来をともに

東京研修

2014-11-18 21:10:09 | Weblog
今日は、東京での研修に参加しました。
教育委員会制度がこの四月からかわります。その内容について学びに出かけました。
「教育制度改革の諸課題」と題して文部科学省 文部科学審議官 前川喜平さんの講演と「地方自立のための教育とは」と題して NHK解説委員 早川 信夫さんの講演を聞きました。前川審議官の講演では、教育再生実行会議の提言から道徳の教科化をはじめ、教育委員会制度改革の内容について説明を受けました。
特に幼児教育の充実、無償教育、義務教育の期間延長について前向きに検討していること、全国に 12万人いるといわれる不登校生徒のため、また増え続ける ニューカマー(外国から移住してきた方々の子どもたち)のため、現在全国に31校しかない夜間中学を設置促進すること、ならびにフリースクールを学校にかわる教育施設として位置付けることを検討しいることなどは望ましいことと納得できました。
また、学校の教職員の役割分担の明確化や弾力化、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの専門職勤務化、部活動指導者の配置の課題、国の財源補償を1/2に戻すべきといった現場に即した改革が必要であるとの話には意を同じくしました。
NHK解説委員 早川 信夫さんからは、週刊子どもニュースの製作者の視点から、今進められている教育改革の全体像、とりわけ教育委員会制度改革の問題点についての講演がされました。「薬にも毒にもなる制度」と明言され、首長の権限強化で行き過ぎないか、議会からのチェックの役割が重要になると示唆的でした。また総合教育会議の中立性がまず大事で、民意の反映をいかにするのか? 個人情報などの秘密会議以外はオープン化できないものか? 傍聴、インターネット中継などの手段を考えられないかといった提言には、大津市においても一考の余地があると強く感じました。さらにこれからの教育委員会の在り方として、決して閉鎖的ならず、国、県との 連携の促進と国、県の関与を限定的に行う独立性、自立性が必要であるとの考えに、議会の役割として何ができるか研究を深めるべきであると強く思いました。



























iPadから送信

東北視察より

2014-11-07 16:33:01 | Weblog

今回の視察は、岩手県釜石市と宮城県女川町での「防災教育」の取り組みを中心に現場での当時の状況や復興の進捗具合など調査しました。
釜石市では、3月11日に津波がきて、いち早くテレビに放映された橋とその上で押し寄せる津波を見ていた人たちの映像を思い起こさせるその場所を目の当りにし絶句しました。街はかなり復興してきており、海岸線には新しい防波堤が築かれていて、間近からは見上げるほどでした。
放課後、自宅に帰っていた子どもたちの殆どが助かった「釜石の奇跡」といわれる出来事は、市をあげて取り組んできた防災教育が実践に結びついた結果だと改めて実感しました。
中には、孫が言うんだからと仕方なく高台へと手をひかれ何を逃れた高齢者もいたとのことであり、学んだことを実践にまで結びつけることの大切さを強く感じました。
女川町は、海に開けた地形のため津波による被害も大きく、現地では復興に向けた工事が急ピッチで進められ大型の重機がところ狭しと動きまわっていました。
女川中学校では、「体験を無駄にしたくない」との思いから、生徒会中心に津波対策案を町議会をはじめ内外に発表し、その一つ、「津波到達点に石碑を!(命の石碑プロジェクト)」が1000万円の募金を募るところから始動し、現在6碑が建てられているとのことですが、まるで原爆の子の像の建立経過を彷彿とさせる子どもたちの取り組みには頭の下がる思いです。
今回の視察で、釜石市、女川町の両中学校で共通していることは、津波災害があったとしても、この町を愛そうという気概に溢れていること、何かの取り組みを発信しようと考えていること、また反面、カウンセラー配置が週に一度では足りないこと、養護教員の複数配置が不可欠であること、内陸部と沿岸部との教員の人事交流が必要であること(風化させず共有した取り組みの継続の観点から)などがあげられます。
現地のお話では、10年はかかると言われている完全復興が一日でも早く成し遂げられ、今なお仮設住宅に暮らしておられる多くのかたが安心してお暮らしいただけることを心から願います。
最後になりますが、女川町の情報センターに張り出されていた34名の小学生の将来の夢には、今度は自分が人の役に立ちたいという想いが満ち溢れ心を打たれました。
今回、視察したことをふまえ、これからの大津の防災のあり方について考えていきます。

11月特別会議

2014-11-05 14:46:06 | Weblog
今日は特別会議が朝からあり、午後からはタブレット導入のための研修、その後会派の視察で、岩手県・宮城県に震災後の現在の状況把握のため移動しています。
特別議会の方は、8月9日から10日にかけての台風11号接近に伴い発生した災害等の復旧関連経費、発災後の早期対応に
かかる予備費の追加などの11月補正予算、また和邇に建設中の道の駅工事に関係する議案、並びに議会におけるタブレット導入(議員一人ひとりがタブレットを活用し議会に臨むようになります。このことによりペーパーレス化をすすめ、経費削減に努めることを目標としています。)のための会議案など、審議、採決しました。
11月27日からはいよいよ通常会議が始まっていきますが、保育料の値上げの問題をはじめ様々な課題についてし っかり
審議していきます。

議会初

2014-11-04 12:31:07 | Weblog
大津市議では、議会BCP導入による災害防災訓練が行われました。
本会議中に南海トラフ地震が発生し、大津市では震度6を観測するという事態を想定し、議場からの避難と各議員の安否確認、災害対策会議の設置、運営そして、HUG(避難所運営)訓練を行いました。
大津市議会では初となる取り組みで、災害時においても議会機能を維持運営するためにいかにしていくかの具体的な取り組みとなりました。

瀬田南 文化祭

2014-11-03 23:44:03 | Weblog

今日は、地域の文化祭の最終日でした。
N文化振興会会長のお話では、三日間の参加者はこれまでの最高の人出で、参加者層も今までよりも若い世代の参加が目立ち賑やかさにもひと味違った感じとなりました。
用意されていた豚汁やつきたてのお餅など、早々と品切れ状態となって、日頃いただいていた私の口にはあたりませんでした。
それはともかく、朝からの「人権週間・街頭啓発活動」では人推協役員の方々をはじめ、地域の交通安全リーダー、学校関係者などたくさんの方々とともに、地域のみなさんに「子どもたちをみんなで見守りましょう」と訴えました。
今回は、ジュニアポリス活動として、みなみっこひろば(瀬田南保育園・同幼稚園)の20人の小さなお巡りさ んも一緒に活動して、ほほえましく感じました。
また川端達夫衆議院議員も激励に駆けつけられ、しばし談笑したりと有意義な一日となりました。