元さんの日々是好日

日々感じたことを徒然なるままに。

今村イズム

2024-04-18 17:55:51 | 映画
日本映画大学の創設理念今村イズムは、大学の前身である日本映画学校を創設した映画監督今村昌平氏が唱えた理念だ。この理念を映画作りの基本に据えて映画人を育てる大学が日本映画大学で、新入生が最初に学ぶのが「人間総合研究」の授業だ。
この授業は身近な人を対象として、テーマを持ってその人と生活・人生を見つめ、掘り下げてドキュメンタリー作品を作る実習だ。
 今日はその授業を受ける前の心構えとして、映画大学の富山理事長が基礎授業を行い、
理事長の要請で私を含めたまちづくりの仲間5人が協力した。
 協力の内容は一人5分の持ち時間で、「人間とはなんと○○なものか」を自分の生活や人生から得たものを話すことで、それぞれが歩んだ人生の一こまを取り上げて、5人の話が被ることなく進められたのは良かった。ただ時間が気になり肝心の話が出来なかったのが心残りだ。
 我々にとっても今までの歩んできた道をふり返る良い機会になり、学生達も真剣に聞いてくれて反応も良かったことに安心した。我々もよい経験ができたと思う。
 僅か5分で70~80年の思いを話すことの難しさを知ったが、大変楽しい時間だった。これから撮影協力などで学生たちとの交流が始まる。楽しみだ。
今村イズムとは(創設理念)
「日本映画学校は、人間の尊厳、公平、自由と個性を尊重する。個々の人間に相対し、人間とはかくも汚濁にまみれているものか、人間とはかくもピュアなるものか、何とうさんくさいものか、何と助平なものか、何と優しいものか、何と弱々しいものか、人間とは何と滑稽なものかを、真剣に問い、総じて人間とは何と面白いものかを知ってほしい。そしてこれを問う己は一体なんなのかと反問して欲しい。個々の人間観察をなし遂げる為にこの学校はある。」

映画大学ロゴ入りTシャツ 今日のお礼に頂いた
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