防災の日

今日は１０１年前に起きた関東大震災に因んで設けられた防災の日だ。この日の地震で亡くなった人と官憲や自警団によって殺された朝鮮人をごっちゃにして、歴史的な事実に目をつぶるどころか、無かったことにする都知事が居る。呆れた話だ。
　東日本大震災以来、各地で頻発している自然災害は、東京電力福島第１原発事故や、直近の能登半島沖地震をみると、その多くが人災に由来していることが明らかになっている。原発を動かすことを甘く見る姿勢は自然災害に向き合う姿勢に通じるし、歴史的事実に目をつぶることも災害を曖昧にする。
　この３０年の間、経済も後退し先進国からずり落ちて、自然災害に弱い日本にしたのは、それなりの見識と能力に優れたトップに委ねなかったからで、正に人災そのものではないか。
　防災は自然災害だけでなく我々の力で防げる人災も含めなければ、真の防災にはならないだろうと防災の日に思った。

アカメガシワの実を食べに来たオナガ

本降りの中　いつもの枯れ木に来たキジバト