木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

作戦勝ち!

2007-08-08 20:47:02 | Weblog

あるお嬢さんが来られて「結婚したいのですが、彼は真面目ですが平凡で、あまり親の好みとは合わないと思うのですが、どうしたら良いのでしょうか?」と言う相談なので、「それなら、平凡が何より!と思わせたら良いでは有りませんか」と言いました。
それで、彼女は、彼女の友達に頼んで、黒人のダンサーを連れてきました。親に合わせたい人がいるから、と言うだけで、彼を家に連れて来て、彼に演技をしてもらいました。真面目な親は彼を見た瞬間、ひっくり返るぐらい驚きました。「お宅のお嬢さんを、僕に下さい!」とカタコトで言いました。昔風のお父さんは、でんぐり返るぐらい驚きました。しばらくお父さんもお母さんも口を利いてくれませんでした。半年ほどして、ようやくショックやわらいだ頃、控えめの彼を連れて行きました。親は前のショックが残っていて、彼は好感を持って迎えられました。しばらくして、結婚が決まったと挨拶に来られました・・・


白蛇(しろへび)!

2007-08-06 19:34:58 | Weblog

商売をしている人や、ゲンを担ぐ人がよく白蛇はお金に縁があるといいますが、ある日、中年のご婦人が来られて「運勢を見てください」と言いました。少し小太りで、愛想は良いのですが、何分にも精気が感じられず、元気のない顔です。人相を見ると、本人の右側、髪際より辺地、山林、福堂にかけて大きな黒蛇が下がっていたので、「お商売が、あまり上手く行ってないか?金銭が上手く回っていないか、どちらかだと思うのですが?」と聞くと「両方です!」と答えました。水商売をしていたのですが、儲からないので店を閉めようと言う相談です。白い蛇が上に向かって伸びている時は金回りも良いし運気も良いのですが、このご婦人みたいに、黒くて下がるのは良くないので「お閉めになるのが得策だと思います」と言いました。そして黒蛇の話をしたら「昨夜の夢で、大きな黒い蛇を踏みつけて、転びそうになりました。」と言う事でした。転ぶ前に店をやめようと言うのは当たり前です。


神は何処!パート2

2007-08-05 20:18:15 | Weblog

ある生命保険のイベントに招かれて出かけたときも事でした。生命保険会社が招待したお客さんを見るのが仕事で、一通り見た後。「外交員の方も見ましょうか」と言う事になり、何人かの人を見た後、物静かな人が「私は、運勢は良いから、どんな神さんがついているか教えてもらえたらそれで構いませんが」と言うので「神様は分りませんが・・・」と、とりあえず額の髪際の辺りから眉毛の辺りまでを見ました。よく見ると本人の左眉毛の真ん中辺りから上に、鎧(よろい)を着けて刀を差した人がいて、足元に大きな蛇がいました。見たままを言いました。すると「それは、当たっています。私は、信貴山で得度を受けていますが、信貴山は毘沙門天さんを祭っています。蛇は毘沙門天の使いです」と言いました。「それさえ聞ければ十分です!」と言ってくれたのでホッとしました。
普通はこの様にはっきり出ませんが、得度を受けるぐらい熱心に信心すれば出てきます。普通見えるのは、白い光で神光だけです。


間(ま)を取る!こぶとり爺さんの話

2007-08-03 20:35:54 | Weblog
毎日、頑張っていると、息が詰まるし 間が持たないので、間(ま)を取る練習をしましょう・・・友達に「え~、こぶとり爺さんの話をしようか?」とまず言って、「うん!」と相手が食いて来たら「ある所に、小太りの爺さんが居てな・・・」と さり気なく話し、黙り込みます。それで、相手の反応を見る。こちらの意図が伝わると友達はあきれたようにこちらを見ますが、気にしないで次に行きます。 友達に「今度は真面目な話だが!」と言っておいて「おもしろい話をしようか?」と、さも真面目なふりをして言います。 相手が「うん!」と言ったらすかさず「ある所に、白い犬が居てなあ~・・」と言う。それだけでは相手は判らないので「なんで?」と聞いて来たら。 「頭が白ければ!」と相手に言葉を投げかけ・・「頭が白ければ尾も白い!」とリズム良く言う。単純なやり取りだが間を上手に取れば実にうまみの有る話です。真面目に言うのがコツです。

お盆のお話!

2007-08-01 21:02:44 | Weblog

お盆のお話を一つしましょう。

・・・・久しぶりに、お盆、僕は家に帰ってきました。家に帰ると、僕が家から出ていった時のままで、母は僕の部屋を片付けずにいてくれたので、帰るとすぐに落ち着きました。

家の外では、母が近所の人と なごやかに話をしていたので、さり気なく耳を澄ますと、僕の話題でした。子供の頃の話もしていたので、「余計な話をしなくても、良いのに!」と思ったのですが、母が嬉しそうに話をしている姿を見たら「親ばかだなぁ~」と思い恥ずかしくもありました。する事も無いので、母のいない裏口から出て、海の方へ出かけました。途中、学生の頃、好きだった彼女にばったり遇いました。急に出会ったので、僕は、一瞬、下を向いて、目を伏せましたが、彼女は、僕と気付かずに通り過ぎて行きました。良いのやら悪いのやら、声をかけとけば良かったかな~と思いましたが、かける程の勇気が無いのは自分が一番知っていたので、その思いは すぐに吹っ切れました。 海に行くと、思った以上に風が強いので、すぐに家に引き返して帰って来ました。家に帰ると、父と母と妹がお墓参りの準備をしていました。僕は、疲れていたので「お墓参りは明日にしようよ!今日は行かなくてもいいよ!」と言うと三人は、僕を無視して車に乗り込みました。「それなら僕は、家で留守番をして帰りを待っているからね!」と言いました。車は出て行ったので、僕は、自分の部屋でゆっくり昼寝をしていました。その時、急に僕の名前を呼ぶ声がしました。父と母と妹の声です。僕は慌てて、出かけました。家族は線香の香る、お墓の前で僕の為に手を合わせて、名前を呼んでいたのです。

・・・・・たまには、この様なお話も・・・・・