木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

誰かが見ている!パート1

2007-08-23 22:06:46 | Weblog

ある中年のご婦人が来られて人相を見るに、額の上基の辺りから左眉の眉頭に向って白い気線が下がっているので、目を凝らして見ると場所的には病院のあたりに横になっている痩せた男の顔が見えたので「今年、誰か亡くなられましたか?」と聞くと、ご婦人は「主人です!」と答えました。
その痩せた男の顔の上に、小さな男と女の顔が揃って並んでいるので「お父さんと、お母さんが迎えに来たみたいですね」と言うと「そうだと思います!」と答えてご主人が亡くなられた時の事を話されました。

『主人は昔から酒癖が悪くて、よく人に当り散らして揉めました。その度に私は謝りに行きました。また、家の中でもわがままで偉そうにしていたし、私には遠慮がありませんでした。病気になり緊急入院してホッ!とする間も無く、病院でわがままを言って私を困らせました。ところがしばらくして、容態が急変して昏睡状態になり、私も”もしも”の時に備えて、病院で泊まるようにしました。
三日程過ぎた明け方、四時二十分くらいに、突然主人が目を覚まして「今まで、苦労かけて済まなんだなぁ~」と言い出しました。私は、結婚して以来一度も聞いた事の無い言葉だったので、驚いて「どうしたの?」と聞くと「実は今迎えが来たのだが・・・迷惑をかけたお前に謝らないと連れて行けないと言うから・・・謝っとくなぁ~!」と小さな声で言いました。私は小さく頷きましたが、主人はその言葉を言い終わると同時に目を閉じ、六時三十分に亡くなりました・・・』