木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

友達を選ぶには!

2007-08-11 15:45:25 | Weblog

昔の中国のお話です。唐の時代、科挙という制度があり、男は十四歳になると都まで行って試験を受けて、その結果で、地方の官庁に、優秀であれば都の長官に推薦された時代のお話です。中国全土から都に集まるので、すごい人数が集まっての試験でした。

ある家の息子が、十四歳になり、いよいよ、都の試験を受けに出ようとする 朝の事です。息子の準備が出来ていよいよ、玄関から出かけようとした時です。最後にお母さんが「あなたが都まで行く道中で、いろんな人が友達になろうと言って近づいてくるけど、本当の友達になれるかどうか試して見なさい!」と言って選び方を教えました。それは「みんなで歩いている時に、靴紐(ひも)を結びなさい。あなたがしゃがんで靴紐を結んでいる間に先に行っているからとか、どこかで待っていると言う人は信用ができないからね、あなたが靴紐を結び終わるまで傍で待ってくれる人が本当の友達だから、間違いの無いようにしなさいね!」・・・