占い師が苦労するのは!

占い師が苦労するのは、 『いつ頃結婚するのか？』を当てる事です。
それは、昔と違って自由恋愛になったのと、恋愛イコール結婚では無いからです。
一本の桜の木が一度にすべての枝が花を咲かせたり、散らせると言うことがない様に、同学年の女性や男性が同じ時期に結婚すると言うことなどないからです。

ある日、三人連れの女の子が「私たちいつごろ結婚するのですか?」と聞くので・・・
「多分これくらいに男が出て来てこれくらいが結婚かな～」と言うと「そうなんだ～」と言いながら帰って行きました。
ある日、その内の一人だけが尋ねて来たので「あとの二人はどうしたのだ？」と聞くと「先生が言った時に男が出て来て、言った年に結婚しました。私も同じように言われたのに、結婚どころか彼氏もいません！」と言うので「私が出てくると言った月は誰も出なかったのですか?」と聞くと「あ～あれね、変な男や金の無い男が出て来たけど、あれは話にはなりませんよ！」と言うので「占い師は男が出て来る所までは読めてもいい男かどうかは、判りません。それにそんなにいい男が世の中にいっぱいはいません。絶対量が少なく品薄ですから神様だってみんなに平等には出来ませんよ！」と言いました。

またあるお客さんは、「先生の言った月には誰もいませんでした！」と言うので・・・「気になる人もですか?」と聞くと「気になる人はいました」と言うので「その月がチャンスなのになんで自分から行かなかったのですか?」と言うと「自分からですかぁ～」と言うので「待って良いのは眠れる森の美女だけです。それ以外の女の人は王子はチラっとこちらを向いて無言で立ち去っていくに決まってます。そしたら干からびたミイラになって行くだけですよ。占い師は出てくるところまでは言えても捕まえるかどうかまでは分かりませんよ」

また、ある客さんは「運命の人はいつ出てくるのですか？」と言うので・・・
悲しいかな運命の人など、この世にはいません!あれはテレビや映画や小説の中のお話です。結婚した人が運命の人であって運命の人と結婚なぞありません。何故ならこんなに離婚が多いからです。もし全能であられる神様が決めた結婚相手ならこんなに離婚はありません。結婚した運命の人が浮気をしたり暴力を振るうと”こんな運命の人は要りません!”といって　新しい運命の人を探そうとなる訳です。だから運命の運は『はこぶ』と読む訳で自分が気になる相手のところまで自分を運んで相手を捕まえなければならないと言うことです。

またあるお客さんが「神様は当てにならないのですか?」と聞くので・・・
神にあなたの声が届けば１００パーセント聞いてくれると思いますが、神様のいてる場所が広大無辺の彼方なものですから余りにも遠過ぎてあなたの声が届かないと思います。その証拠に一度だって神様が『大丈夫だよ聞こえてるよ！』って、声がしましたか?　声も聞いてないのに、神に手を合わせたからといって何を安心しているのですか？・・

愚翁山を動かす！

ある日若い男性のお客さんが来て、将来の夢を聞いた時に「そんなに大きなことは出来ませんよ！」と言うので、「君には未来と言う時間が幾らでも有るのだから大丈夫だよ」と言って中国の話をしました。
毛沢東と言う人がよく使っていた話です・・・
　　
　ある所にお爺さんがいました。このお爺さんの家の前に海が有り後ろは大きな山が有りました。ある日、お爺さんは籠に後ろの山を削り土を盛って前の海に捨てに行きました。何回か通う内に近所の人に出会いました。近所の人は「何をしているのか？」と聞くと、「お爺さんは、裏の山を削って畑にしようと思う」と言うと、近所の人は笑いながら裏の山を見上げ「そんなの出来るはずがない！」と言いました、するとお爺さんは言いました。「私が死んだら、子供があとを継ぎ、子供が死んだら孫があとを継ぎ孫が死んだら玄孫が後を継いでやれば、山は限りがあるが子孫は限りが無い。限りのある山を限りの無い子孫が動かすのであるから、いずれは畑になって当たり前だ！」　

時間を味方につければ若者ほど怖い者はない！

言い忘れたことがあります！

以前に「お墓参りに行って食べ物を捨てて帰らずに持って帰ると餓鬼が付いて来る!」と言うお話をしました。その時付いて来た餓鬼をおにぎりを作って遠くまで連れ出して置い来るという方法を言いましたが、実は三日続けてこれをする方法だと言うことです。一回限りでは付いて来てるのかどうかは分からないので、三日すると言うことです。　余談ですが、おじいさんが夜中うろうろするようになって、この徘徊を止める時にも先生はこの方法をしなさいと言う事でしたら徘徊が止まったおじいさんもいます。

こんな人だとは・・・？

ある日、結婚式が近づいた娘に、料理を教えながらお母さんが言います。
「お魚は、半分に切った時は、お腹の方側が脂が乗ってて美味しいのでご主人さんにあげて自分は尻尾の方の半分を食べなさいね！」そう聞かされていた娘は、その通りにしていました。
ところが、ある日些細なことから口喧嘩になって　ご主人さんが「お前はいつも好い所取りをして、俺にはいつも、つまらない所がまわって来る。それが証拠に魚の煮物の時に、自分は食べやすい尻尾の方食べて、俺には小骨の多く食べにくいお腹の方をくれじゃないか！」
「・・・？」

恋の神様はいじわるでもないか！

ある日、２０代後半の男性が仕事のことで相談に来ました。真面目な感じで感触も良くとても清潔感が溢れていました。
「今年の夏から運気も良く仕事の方も上手く行くでしょうから頑張りなさい!」と言うと「分かりました！」と返事をして「最後に聴きたいことがあるのですが？」と言うので「どのようなことですか？」と聞くと「嫁との相性です」と言うので、生年月日と名前を書いてもらうと、気質も気性も良く性格もお互い足らない所を助け合って行ける相手なので、思わず「良い相手を選びましたね！」と言うとにっこり微笑んで、ついでに弟夫婦を見てくださいと言うので、弟の名前と生年月日とお嫁さんの名前と生年月日を聞いて占うと「これも良い組み合わせです！」と言うと今度は「弟の嫁ともし私が結婚していたらどうでしょうか？」と聞くので「結婚は出来ないことは無いが兄妹みたいな関係になって,だらだら時間が過ぎて多分あなたか奥さんに別なパートナーが出来て離婚だと思います！」と言うと一瞬驚いた様子したが、すかさず「私たちの選択は間違ってなかったのですね！」と妙な事言うので「どういうことですか？」と聞くと「実は、私と弟の嫁が。そして私の嫁と弟が付き合っていたのです。ある日同じ時期に別れ話が出て分かれる話になった時に、たまたまこの付き合っていた相手が姉妹だったので、みんなで相談したら、今の嫁が『弟でなくてお兄さんが良い』と言い出すし、私の付き合ってた相手は弟が良いと言い出して・・・結局、付き合いをして結婚までたどり着いて、今は子供も２人います。この選択は間違ってなかったのですね！」と言うので「もちろんです！」

恋の神様はいじわるパート１

知合いの女の子が来て「今度出雲大社にお参りに行くのですが，おみあげはなにがいい？」と聞かれたので別に「何もいらないけど・・」と答えましたが、あまり乗り気でないようなので「どうしたんだ！？」と聞くと「私の知り合いが去年出雲大社に行った時、『ついでに私のもお払いして来て』と頼んだ人が今年結婚したし。もう一人のお友達も　行った本人ではなくて、ついでにと頼んだ人があれよあれよと言う間に彼氏が出来て。あれよあれよという間に結婚したので、本当は誰かに私の分も頼んで行ってもらいたかった」と言うので、ついと私は「付いて行った人が受かる。まるでタレントのオーデションみたいだね」と言ってしまいました。神様は意地悪だからなかなか素直にはいかないね。

 

恋の神様はいじわる！

二人連れの若いお嬢さんが来られて、恋の相談です。
両方とも小柄で可愛い感じの女の子です。両方とも失恋して、今はフリーです。「去年別れた彼氏との相性を見てください！」と言うので相性を見ると、感性も性格も違っているし好みも違うので「これは無理！」と言うと「やっぱり！」という答えでした。
もう一人も「今年の初めに別れた人との相性を見てください！」と言うので見ると、「感性も性格も好みも違うので、これは無理！」と同じように言いましたが、ふと見ると先に見た女の子と後から見た男の人とは性格も価値観も合うしゴールデンコンビ。後から見た女の子と先に見た男の子とはとても良いコンビでした。その話を二人にすると、なんとなくうなずいて「そうかも知れね！」という返事です。神様が少し気を利かしてくれたら上手くいっていたのに～