木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

優しいお母さんと一緒!

2007-08-09 18:59:05 | Weblog
ある日のことです。洗濯が終わり、お母さんがホッ!として時計を見ると、三時に五分前です。急いで、三時のおやつを用意すると、大きな声で「お腹がすいた!」と暴れん坊将軍の太郎君と次郎君が帰って来ました。兄の太郎君も弟の次郎君も泥んこ遊びの後なので、シャツもズボンも泥んこで汚れています。「お風呂場に行って、手とお顔を洗って来なさい!」と言うと「はーい!」と二人揃って行きました。テーブルにおやつを並べて待っていると、兄の太郎君からスッキリした顔で帰ってきました。その後、弟の次郎君が転がるように帰ってきました。「いただきます!」とおやつを食べている二人の姿を見て、次郎君の胸元が水で濡れているのに気が付きました。兄の太郎君の胸元はきれいで濡れていません。「何でなんだろう?」と思い、次の日に、お母さんは様子を見に行きました。

兄の太郎君はお顔を洗う時、水道の蛇口から、手に水を入れると、お顔を水のある手の方へ持って行きお顔を洗いました。水はサラッと顔だけ洗い落ちて行きました。

弟の次郎君は、水道の蛇口から手に水を入れ、手をお顔の方に持って来て当てるので、水ははじけて飛び散り胸元を濡らしました。優しいお母さんは、怒らず何事も無かった様にさり気なく次郎君にお兄さんとの違いを説明して仲良くお顔を洗ってスッキリしました。