木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

納得いかないお話の裏側!

2007-07-31 18:54:43 | Weblog

以前、「納得いかないお話!」をしましたが、今回は逆のお話。

ある中年のご婦人が来られて、相談を受けました。とても真面目そうな方で、私らとは違い、ずいぶん真面目に生きて来たのだろと思う所が、いたる所ににじみ出ていました。

「先生、どうしたら良いのでしょうか?」と言う質問をされたので。それでは分らないので、「どういう相談ですか?」と聞き返すと「実は、私は公務員で主人も公務員でした。二十四歳の時にお見合いで結婚しました。男の子三人生まれて、三人とも結婚して、一戸建ての家も買って、孫も生まれて幸せに生活しています。みんな良い子です。私は、定年後は主人と世界各国を旅行して余生を楽しんで暮らすつもりでした。ところが、私が、先に定年になり、後は主人が定年になるのを待っていました。主人は役職もあり、私より二年仕事がありました。そして、ついに定年になり、さあ~!これから、楽しもうと思った矢先です。脳梗塞で亡くなりました。定年後、二ヶ月目です。子供らは、私を必要とはしていないし、かといって老後に向けて趣味などもあまりしていませんでした。これから、どうして行けば良いのでしょうか ?と相談です。

私は、すぐに「再婚しなさい!」と言いました。すると、大きく驚いて「そのような事は、考えてもいませんでした。」と言うので「それなら、今から考えなさい!」と言いました「そんな事は考えられません!」というので「貴方は、今、何歳ですか?」
と聞くと「六十二歳です。」と言うので「これから九十二歳まで生きたら、後何年あるか分りますか? ・・・「三十年ですよ!」と言いました。「三十年腐って生きる訳には行かないじゃないですか!」と強く言いました。すると「でも、主人が!」と言うので「御主人は死んで帰っては来ません!」と言いました。すると、「そのような事は、考えてもいませんでした。」と言うので「それなら今から考えなさいよ!」と言いました。「でも主人が!」と言うので「御主人が、なまじか帰って来たら、私を置いて出ていたくせに、何を今さら、出てきたのだ!と文句を言えばよいし、出て来るはずもないです」と言いました。
「旅行に行くのにも、映画や舞台を見るのにも、食事をするのにも、同じ気持ちでしゃべれる人が貴方には要ります!」と言いました。あっけに取られて、帰りましたが。

ちょうど、半年たって来られました。そして、「今三人の人とお付き合いしていますが、どの方が、一番 私には相性が会うでしょう?」と聞かれたので、この方ですと、三人の中から、指差すと「私もその方が、一番好きです!」と言って帰っていきました。


子供の仕事!パート2  怒るのと諭(さと)す

2007-07-29 20:51:58 | Weblog

ある日、子連れのお客さんが来ました。お母さんと小さな男の子と女の子の三人です。  女の子は、幼稚園生なので落ち着いていましたが、下は男の子でやんちゃで元気いっぱいです。お母さんを鑑定している時、下の男の子が棚にあった電気コードを引っ張って電話機を落としてしまいました。大きな音がして床に落ちてきました。 子供の目の高さより上にあり、まさか、コードを引っ張ったら、おまけが付いてくるとは思わなかったみたいで、ビックリして一瞬、固まりました。するとお母さんが、子供に向かって怒りました。そして、こちらの方に「すいませんね~」と言うので「構いませんよ!」と答えて、「でも、お子さんを怒ってはダメですよ!」と言いました。「なんで?」という顔をしたので「ここは、怒るのではなく、諭(さと)す場面です!」と言いました。「怒るというのは、子供が悪いと知って物事をする場合の事で 今回の様に知らないでした事は、怒らずに 次に気を付けるように諭す事が大切です。知らないのに怒られては、人のする事を見てようやく自分も動ける人になります。自主性を持たせるには、失敗しても納得いく様に教えるのが大切です!」・・・お母さんは、違いが分ったみたいで、「これから気をつけます。」と納得しました。


犬は娘より可愛い!

2007-07-27 19:56:16 | Weblog

ある中年のご婦人が来られて、目の前に座りました。こちらはいつもの通り、勝手にしゃべり出して「貴方の髪際のあたり外陽より少し下がった所に犬の顔が有ります。とても上品で、本来なら人間しか出ない場所なのですが、何か心当たりが有りますか?」と聞くと「それなら、去年亡くなった、シーダーだと思います!」と答えてくれました。 「小さい頃から、私が育てて、一緒にベッドで寝た犬です。上品で賢くて、私になついていた犬です。そうですか、私の顔に出ていますかぁ~!」と少し興奮気味にお話してくれました。
その日は、それで帰ったのですが、次の日に、電話がかかって来て「先生、私は娘の結婚の時期を聞きたかったのでお邪魔したのに、大好きな犬の話が出たので忘れて帰って来たのですが、娘はいつ頃 結婚話出ますか?」と聞くので「二年先くらいです!」と言うとさりげなく「あ!そうですか!」とさり気ない返事。・・・娘よりは・・・・


帳尻は合う!

2007-07-26 21:59:10 | Weblog

ある中年のご婦人が二人来られて、相談事を受けました。姉妹だという事でした。                

最初に妹さんの方から手相人相を見ました。目鼻立ちがしっかりしていて、男勝りの顔で、お商売をしているとの事でした、「商売は、忙しくなりますが、従業員の事で問題が出やすいので気をつけましょう!」と言うと「実は、長年働いていた人が辞めると言い出して、引き留めている所です」と言う事でした。「もし辞めても、新しい人が来ますから大丈夫ですよ!」と言うと、ほっとして「それなら安心です」と言いました。

次にお姉さんの人相手相を見ました。とても信じ深い顔です。「お宅には病人さんがいて、長期に患っていて困っていると思われます!」と言うと、驚いて「その通りです!」と姉妹は驚いて答えました。

人相を見ていると、右眉毛の三分の一ぐらいより上がって、山林と軍門との境目あたり(病院)の場所に大きく横たわっている男の人の顔が見えるので「やせた男の人の顔が有ります!」と言うと「それは、弟です!」と言いました。

「弟は心臓の病気になって二回大きな手術をしました。保険もきかないので、山のようにお金が出て行きました。親類に畑や田んぼを担保にして金を借りて、やりくりしているものの もう一度手術が待っているのです」と答えてくれました。「神仏の場所は、とても輝いて良いのですがその光が病人さんには、あたっていません!」と言いました。そして、辺地から福堂にかけて黒く煤(すす)けた色が有るので「遺産相続かなんかでもめましたか?」と言うと「父がお祖父さんの亡くなった時に財産を独り占めしてもめました」と答えてくれました。

「本来なら、みんなで遺産を分配して仲良く分ける話が、お父さんが独り占めをしたので、結局、弟の病気で土地や田んぼが親類の手に渡り分配されて、帳尻が合うだけですよ!」と言うと「そうかもしれません!」と寂しそうに答えてくれました。


今日は天神祭り!

2007-07-25 17:12:18 | Weblog
今日は、天神祭りでにぎやかです。天神祭りが終わると、天神橋商店街は夏物を仕舞いは秋物を店先に出して並べたらしいです。 浴衣姿のお嬢さんも、お客さんで来られて、祭りの雰囲気が出来上がっております。これから、帰って天神さんにお参りです。皆さんの分までお参りしてきます。 明日が良い日で有りますように!

夢のお話!パート2

2007-07-23 20:22:07 | Weblog

ある整体の先生のお話です。夢のお話をしたら、「私もそんな経験がある!」と言う事なので、聞いてみると。
・・・ずいぶん前の話だけど、ある大手の社長さんが私を気に入ってくれて、よく通って来て頂きました。ずいぶんご高齢で運転手付きの車で社長は来ていました。来ると「コーヒー飲みに行こう」と誘っていただきました。 私とは、気が合ったし趣味も合ったので、いろんなお話をして良く笑っていました。ある日から、急に連絡が無くなりました。気になっていると、秘書の方から連絡が有り、「社長は、病院で療養中です。よろしくとの事です」と伝えてきました。ところが、一週間しない内に夢に 社長が出て来て、「お茶飲みに行こう!」と言うので、嫌な予感がしたら、やはり次の朝、秘書から連絡が有り「昨日亡くなりました。」と伝えてきました。私は、「分りました!」と言いました。ところが、しばらくしてから、夢の中に社長が出て来て、「お茶飲み行こう!」と誘ってきました。本人は、自分が死んだ認識もなく、いつもの通りお話をして来ました。お話しをして来るのは良いのですが、相手が死んだ人間ですから、夢の中でも死臭がして生臭く、夢から醒めても少しの間、臭いが残っているようでした。月日が経つに連れて診療所の方にも出て来る様になって、出て来れば、生臭い臭いが残り、どうしたら良いのか分りませんでした。ところがある夜。夢を見ました。もちろん社長です。私は思い切って言いました。「貴方はもう死んでいるんだから出て来てはダメです!」と言いました。社長はいつもの様にあまり聞いていないようでした。「困ったなぁ~」と思っていると、外で、車のクラックションが鳴り、運転手が「社長、早く車に乗ってください、遅れますよ!」と言うと社長は慌てて車に乗って出かけました。それ以来 一度も夢は見ていません・・・


三途の川の渡し場パート2

2007-07-21 21:39:56 | Weblog

以前にお話した「三途の川の渡し場パート1」の続きのお話です・・・
お姉さんと妹さんの話しをして、「良かったですね!」と言って笑ったのですが、お姉さんの顔を見ると、右眉毛の上、病院の場所に、顔。全部黒くて目と口と白く抜き出ている顔が有りました。普通、先祖や法事で、あの世から来た人は、顔全体が白くて目と口が少し黒いのが特長なのに、普通と反対なので、これが死神と言う事が分りました。 「まだ、死神がこちらを向いて見ているので油断はできませんね!」とお姉さんに言うと、「今日の妹の診断では二週間ぐらいで、退院出来そうで もう大丈夫みたいですよ!」と軽く言われたので、これで、果たして終わるのだろうかと?一瞬思ったのですが「それなら、何よりです!」と言うと お姉さんは、笑いながら事務所から出ていかれました。
・・・それから、三ヵ月経って、不意にお姉さんが、来られて、「あの後、一ヵ月後に主人のお母さんが急に亡くなったのです。それも、朝は元気で仕事をしていたのですが、昼過ぎ、少し昼寝をするからと言って、そのまま亡くなってしまいました、死神は手ぶらでは帰らないのですね!」と悲しそうに言いました。


神は何処へ!パート2

2007-07-20 20:50:39 | Weblog

ある日、中年のご婦人が来られて「運勢を見て下さい!」と言うので、手相と人相を見て判断するに「七分、八分まではスイスイと行き、後一歩で邪魔が入り、物事が崩れやすい運勢です!」と言うと「そうです。今までに3回、自分で商売をしたのですが、3回とも失敗しました。それで、母にもずいぶん心配をかけました」との事でした。
手相には陰徳(いんとく)紋があるので「信心深い人が先祖に居られたので、困ったら誰かが助けてくれるはずですが!」と聞くと「信心深いのは、たぶん母です!」と言いました。
・・・「それで、4回目のチャレンジをしようと思うのですが、今度は大丈夫でしょうか?」と聞かれたので「もう少し、状況を見てから進むのが良いと思います!」と引きとめました。
次の日、その婦人のお母さんからお電話をいただきまして「寄せていただきたいのですが・・・」と言うので、その日のうちに事務所に来ていただきました。
挨拶を済ませ、お母さんの額を見ると、真ん中に「不動明王のお顔があります。願いは届いているが、時期が来てないという事みたいですよ!」と言うと「それさえ聞ければ十分です!」と言って帰って行かれました・・・


神は何処へ!パート1

2007-07-19 16:34:06 | Weblog

以前のお話です。知り合いのご飯屋さんに食事に出かけたところ、ご主人の弟夫婦が来られていると言う事なので、一緒に食事を囲んでお話をしていた所、神様や仏様のお話になって、「私の所には、牛が寝そべっている横に観音さんが立っている、めずらしい仏像が有るのですが!」と言うので、酔ったついでなので、弟さんに「ちょっと、おでこを見せて下さい!」と言って、額の中央から少し上の所を見ると、四角い白い色が有るだけで「私には、四角い箱の様な物しか見えませんが!」と言うと、笑いながら「それで、当たっております。仏壇の扉の鍵が壊れていて、開かないで置いているので、外から見たらただの箱です!」
・・・
神様や仏様は手を合わしてこそ、輝きます。


前世と今世と来世!

2007-07-17 16:35:16 | Weblog
ある、中年のご婦人が来られて、「私は、結婚してから十六年です。主人は良い人で文句は無いのですが、主人の弟は体が悪くて結婚してから、私が、ずぅーと世話をして面倒を見てきました。なんで、夫でもないのに 弟の世話をしなければ、いけないのでしょうか?」と聞かれましたので、私は「前世で、弟さんに世話になったのなら、今世で返さなければいけないでしょうし、来世で世話になるなら、今世でお世話をしておかなければいけないのではないでしょうか?」と言いました。
同じ相手とは限りませんが、誰かに借りたら誰かに返す。たとえ相手が違っていても、貸し借りはついてきます。
・・・今できる人助けは、明日の自分の救いかも知れません。自分が自分の為にするのが人助けです。
・・・頑張る必要は有りませんが、心が動いた時は実行して行きましょう・・・