木村伯龍のひとり言

大阪のミナミはアメリカ村の占い師の日記

足らないくらいが丁度良い!

2013-04-26 22:45:11 | Weblog

ある日、事務所に娘の結婚で相談に来られたお母さんがいました。家は自営業でお店をしています。娘は、一人娘です。写真を見せていただくと、とても美人でした。自慢の娘さんなんだな!と思いました。話を聞いてみると、娘が連れて来たのは、大手の会社の平凡なサラリーマンで、実家も普通の平均的な家庭です。上に兄がいて次男坊です。 今風の飲み会で知り合った男性だとの事でした。相手の写真もありましたので見せていただきました。真面目で、優しそうなタイプです。でも、お母さんの好みでは有りません。 生年月日と姓名判断で占うと、悪い組み合わせではありません。むしろ良い組み合わせなので、“これは良い組み合わせだと思います。”と言うと、お母さんは「おとなしそうで、あまり出世するとは思えないのですが?」と言うので、頭は悪くは無いと思いますが出世欲はあまり無い方だと思います。」と言いました。「娘は気に入っているのですが、私はどうしょうかと思っているのです?」と言うので、お母さんに、“この話はとても良いと思います、吉です!何故なら彼自身を見ればたいした事は無いのですが、彼の置かれている条件はとても良いと思いますよ。”と言うと、奥さんは不思議そうな顔して、「どういう事ですか?」と聞いてきました。“普通の家の次男坊ですから、一人娘と結婚したら養子になっても良いと思うでしょうし、相手の親も反対するとは思われません。また普通の男なら養子に来て、お宅の家の財産を乗っ取って自分の財産にしようと思わないでしょうから安泰です。なまじか少しばかりの才能と野心のあるような男が来たら御主人さんが生きている間は良いでしょうが死んでから何をされるか分かりません。怖い話ではありませんか!”奥さんにとっては物足らないかもしれませんが、これで丁度良いと思います。と言うと「分かりました!」と笑って帰っていきました。


それで、良いのだぁ~!

2013-04-19 11:01:51 | Weblog

先日、テレビを見てて、「オセロ」が二十年のコンビ解散した。と言う事を聞いて「ふと思ったのだが・・・」彼女らがコンビを結成した直後に、事務所に来て 『私たち、有名になれるかなぁ~』と言うから「成れると思うよ!」と言った記憶があります。目を生き生きさせて話したのを思い出すと、、つい、あの時の不安からしたら「十分有名になったのだから、もういいやろう!」と思うのも納得する所かなぁ~、


まさか、あんただとは!

2013-04-17 10:29:49 | Weblog

ある日、お年頃のお嬢さんが事務所に来ました。彼氏と別れたばかりで少し後遺症も残しています。手相と人相を見ると、右の頬に少しまとまった美色が有るので、「近々、男性が出てくると思いますよ!」と言うと「本当ですか?」と少し嬉しそうに言いました。もっと詳しく見ると気色は唇の斜め上で小鼻の横なので「年上の人だと思いますよ!」と言うと「たのしみだわ~」と言って帰っていきました。しばらくして、彼女はガッカリした顔でやってきました。「どうしたのだ?」聞くと彼女は「先生が年上の男が出てくるから」と言うので楽しみにしていたら、二日前の飲み会で会社の先輩が、帰りしなに”もし良かったら、僕と付き合わないか?“って誘ってきました。私は急に言われたのでビックリして、つい,本音が出て・・・”せっかく楽しみにしていたのに、もう~!“


相性は合うが、縁が薄い!

2013-04-15 15:07:59 | Weblog

ある日の事でした。事務所に、お母さんと娘と二人やってきました。娘さんは、今年三十歳という事で、お母さんが娘の縁談を心配して相談にやってきました。

娘さんは、少し人見知りをするようなところがあるみたいで、静かに座っていました、

「実は、お見合いなのですが、この相手はいかがでしょうか?」と聞くので、相手の釣書と写真を見せていただきました。とても誠実そうで好感が持てました。

生年月日を見ても娘さんとの相性は合いました。ただ、名前を見ると、少し縁が薄い相手なので,急げば調うし延びたら調いません!」と言うと「分かりました!」と言って帰っていきました。

しばらくすると、またやってきました。

この間のお見合いの相手とは、現在お付き合いさせていただいています。先方もこちらを気にいって頂いたみたいなので、いつに結納をしようかと言う話になりました。」

と言うので「今月でも、来月でもよいので、出来るだけ早くしましょう!」と言うと

お母さんは困った顔をして「来月の中頃から、外国の旅行が入っているので、それがら帰ったらします。」と言って帰られました。

それから、三ヶ月ほど過ぎてやってきました。今度は神妙な顔をしていました。

「実は、あの後娘が旅行から帰り、結納をしようとした日の二日前に祖父が亡くなりましたとの報告を受けました。一年喪に服しますので、申し訳ありませんが一年も結婚式を延ばせる訳に行きませんので、今回のお話はなかった事にしてください!」と言ってきました。お母さんはガッカリした顔をして言いました。

そこで私は、言いました

「大丈夫ですよ、もともと相性は合うが縁が薄い組み合わせなんですから、惜しくはありませんよ、早く新しい相手を探しましよう!」

 


実は!

2013-04-13 17:20:59 | Weblog

ある日の事、久し振りに、常連さんの女性が来られて、「彼氏が出来たので、見てほしい!」と言うので、「相手の名前と生年月日は?」と聞きました。自分の名前と相手の名前を見比べて相性を見ると、実に良いので「これはとても良い!」と言うと、彼女は、「ちょっとぼんやりした感じで、そんなには賢くなさそうだけど・・?」と言うので、「そんなことは無いと思いますよ、かなり賢いし、しっかりしていると思いますよ!」と言うと不思議そうな顔をして「そんなに出世しそうにも無い様な気がするけど・・・?」と言うので「そんなことは無いと思いますよ、学校で賢いのと、社会で賢いのは別なので、この男性は社会に出てから学んでいくタイプなので、中年にはそこそこの役職までは上がるとは思いますよ!」と言うと「そうかなぁ~」と言います。そして「土壇場がこの人意外に冷たいような気がするんだけど・・?」と言うので「照れ屋であるし少し言葉は足らないかもしれないが、優しい男性だと思いますよ、それは大丈夫ですよ!」と言うと、 彼女はニヤッと笑って「実は、今度結婚するんです!」と嬉しそうに言って帰っていきました。


それは、ちょっと 余計!

2013-04-11 10:04:54 | Weblog

まさか、二日続けてブログが書いてあるとは思わないでしょうね(笑)・・・・ある日、、40代手前の働き盛りの男性が来ました。一流の会社で営業マンです。日本全国を走り 回っているとの事でした。実直そうなで人柄でわりと男前です。用件を聞くと「初めて心底から好きな人が出来て結婚したい!」と言いました。家族は、と言うと「妻と子供が二人います」と言うので,すぐ「やめなさい、離婚は駄目です!」と言いました。子供が一人なら奥さんは再婚や身の振り方についても考えられるけど、二人は駄目です。」と言うと、「初めてこんなに、好きになったのです!」というので、相手はどんな人ですか?」と聞くと「彼女は水商売の女性で九歳年下です」と言いました。「それならもっと駄目です!」と言うと「どうしてですか?」と言うので「水商売が悪いと言ってるわけではありません!状況が悪いと思います。貴方が彼女と出張だと言って旅行に行っても、奥さんは真面目だから疑いもせず「気をつけて行ってね!と言います。奥さんは真面目だから、貴方が彼女と食事や飲みに行って、夜遅くなっても、頑張ってくれていると思います。ところが、立場が変わって、奥さんと離婚して、この彼女と結婚したら、本当の出張で出かけても、お客さんの接待で夜遅くなっても、女が出来たのではないかと疑われますしやきもちを焼かれます。携帯電話でさえしょっちゅうチェックが入ると思います。年が九歳離れているのだから、彼女の嫉妬に疲れるでしょうね。今度は彼女に好きな男が出来て、別れて欲しい!」と言われたらどうするのですか?いまさら奥さんの所にも帰れないでしょうし、彼女もいません!糸の切れた凧のようになります。正解は、奥さんと離婚せず、彼女といける所まで行く!そして、彼女がいなくなったら、新しい彼女を探す!・・・おっと、これは言い過ぎました。・・・わき目も振らず奥さんと子供の所へ帰るべきです。


それだけは、言わないで!

2013-04-10 10:44:17 | Weblog

ある、お客さんのお父さんが調子を壊され、入院しました。病状は良かったり悪かったり、悪かったりしました。二年の闘病生活で痩せていきました。四月のある日、奥さんと娘さんと息子さんの三人で事務所に来ました。家族の一人ひとりの人相を見ると、額の真ん中から上の方で病人の顔がひっくり返っていたので、「今回は無理かもしませんね」と言うと少し寂しそうな顔しました。「亡くなるなら八月の二十日過ぎだと思います。二十三日を過ぎたらまた少し元気になります。」と言って帰しました。その時に、「亡くなる病人は、先ず寝巻きの襟をさする様になり、次に布団の横をさする様になり、次に迎えが来るので、それを追い返すように手で向こうに行けとばかりに追い払うようになります。そして最後に「ありがとう!」って言いますよ」と教えました。

それから、九月のお彼岸が終わって、また家族で来られました。話では、八月の二十二日で亡くなったそうです。 いろんな話をしてるうちに、私が最後に言った話になりました。「父は、亡くなる前、着ている寝巻きの襟をさするようになり、次にベットの上の布団の横ををさする様になり、手で誰かを追い払うような仕草をするようになりました。先生の言うようになりました。

ある日、父が「ありがとう!」と言おうとした時、みんなで言いました。「それだけは、言わんとって!」