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芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

狂った政府

2014年06月13日 | Weblog

原発の放射能汚染を避けてインドに行っているものとして、帰国中に気になったのは、福島原発の近くで除染作業をしていることであった。

6月11日の福島中央テレビによると、いまだ、数億ベクレルもの放射能汚染を毎日まき散らしている原発を放置したまま、その直ぐ近くの除染作業をしているというのは、賽の河原の石積みと同じであろう。

しかも、原発から15キロ圏避難指定地域ににある小高駅ちかくの5500平米の土地に公営住宅を20戸建てて、2年後には、避難解除地域にするという。そこに戻らない人達に払っている避難補償金を払わないための手だてとしか映らない。この政府もそれを選んだ国民も狂っている。次から次と放射能汚染をかぶる点の除染をしても、面は汚れているのだから、これこそ徒労であろう。それにかける金は、避難民の移住費に当てたほうがいい。チェルノブイリから住民を強制的に避難させたソ連、ロシアのほうが、国民にやさしい、まだマシな国である。

 


恩田英明『白銀乞食』(現代短歌社)は読了

2014年06月13日 | Weblog

植草一秀『金利・為替・株価の政治学』(岩波書店)は面白かったが、インドに戻る準備で忙しく、全部読み切れなかった。

同時に読んでいた恩田英明『白銀乞食(しろがねかたい)』(現代短歌社)は読了した。これは、昭和五十六年不識書院より刊行された氏の第一歌集の文庫版で、恐らく昨年送られて来ていたものである。氏は、宮柊二門下で私は短歌は作らないが、『コスモス』を通して知り合い、いまだに、氏の個人雑誌『アルファ』を送っていただいて、帰国したおりに思いがけない表現が面白くて、読んでいる。大体が、賀状を始め、帰国時にまとめ読みである。