下駄をはくまで(裏)

広島の暑苦しい気象予報士の、端から見たら非常にバカな日常 (あくまでも匿名で)たまに吠える! まあ読んでコメント書け!!

終わらない… 終わらせない…

2006-08-07 00:37:42 | ニュース・時事
<さだまさしさん>長崎市で平和コンサート 最後のステージ

20年の節目ということもあり「最後のコンサート」だったそうです。
「世界で最初に原子爆弾が落とされた日」に、
「世界で最後に原子爆弾が落とされた場所」でコンサートをして平和を訴えたかった…
そういってさださんはコンサートを始められたそうです。
(9日は混むから別の日がいいよといわれたのがきっかけという説もあるそうですが…)

ただ、原爆の恐ろしさ、そして戦争の恐ろしさと愚かさを伝えていくためにも、まだまだこれからであるさださんの世代が歌い継いでほしかった…
そしてまた私たちや、さらに若い世代がそれに続くと…
こうせつさんも頑張られているし…
(南こうせつさんは1986年から「ピースコンサート」を広島で開催。2000年からは平和記念聖堂でコンサートを開いている)

実は被爆60周年の去年、さださんとこうせつさんを中継で結びジョイントミニコンサートを放送しようという企画をたてて会社に提出したこともあった。
音楽と平和は切っても切れない。
その昔50周年の時に、平和記念式典中継の前に、30分のスペシャル番組を放送し、私も番組に関わった。
その番組では、喜納昌吉さんを招き、原爆ドームを見下ろすとある場所で、原爆ドームをバックにミニコンサートをしたのだ。

ご存じ「すべての人の心に花を」、
そして広島と長崎、沖縄のことを歌った「石笛のうた」を歌っていただいた。
どこから手に入れたのか被爆した石で石笛を作り、その石笛にのって流れる喜納さんの歌声に、フロアディレクターとしてすぐそばにいた私は震えが止まらなかったのを覚えている。
(ちなみに、さださんとこうせつさんの企画は、すぐにボツになった… 戦争を知らない世代が旗頭になるんだ! という意図は会社には理解されなかったようだ…)

子供たちの半数以上が、地元の広島の子供たちすら半数以上が「8月6日」の出来事を知らない今、
さださんのコンサート終了のニュースを耳にして
「ああ、こうして伝える人が少しずつ少なくなり、風化していくのね…」と思っていたら…

さださんが、
「『8月9日に長崎を歌う』と言うことをやり残しているから、来年は8月9日に『広島』で歌う!」という意味の発言をしたそうです。

まだまだ終わっちゃいけないし、終わらせてはいけないのだ!
コメント (2)
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