下駄をはくまで(裏)

広島の暑苦しい気象予報士の、端から見たら非常にバカな日常 (あくまでも匿名で)たまに吠える! まあ読んでコメント書け!!

立ち上がれ! これでいいのか? ~広島市民球場跡地問題

2007-08-24 18:33:43 | Weblog
広島市南区に09年に完成予定の新球場完成に伴う
広島市民球場の「跡地問題」だが、
23日に大きな動きがあった。
広島市の選考委員会は残っていた3案のうち、2案を「優秀案」とする報告を広島市に行った。

広島市選考委、「優秀」2案を答申(中国新聞)
広島市民球場活用策(中国新聞)

まあいってみれば
残ってた3案はみんな“原っぱ”だ

広島市は平和公園から中央公園までを「公園」で連続させ、
トータルで「平和」を想起させる空間にしたいらしい…
というか「市民の声を…」といいながら、ハナからそうしたいと思っていた節がある

そもそも
この「跡地」の前提は、「年間150万人以上の集客機能を持たせる」のが第一前提だったはずだ。
しかし、たくさんのアイディアが寄せられながら
およそ10に絞られた案は、いずれもその前提からほど遠いものばかり…
3期目に入ったトップのお方は、やってこられた施策から見る限り、妙に「折り鶴の処置」に執心していらっしゃるようだ。おそらく「平和祈念堂」にしたいのだろうと思う(もちろん、いただいた「折り鶴」は大切にしなければいけないのはあたりまえだが…)


個人的には
広島市のド真ん中にもう“デッドスペース”はいらない!
(まあ、個人ブログだから、あくまでも個人的な意見だ)


平和公園、
広島市民球場やグリーンアリーナ、こども文化科学館、ハノーバー庭園、中央図書館、
そしていわゆる「中央公園」や広島城周辺…

すでにふっとい道路で「分断」されているその3つが、
「公園」ができることで、年間150万人以上の人の流れでつなぐことができるのか?
そもそもこの「150万人以上」というのは
単なる「通過」ではなく、何かしら「お金」を街に落とすということを、ほとんどの人が想定していたはずではなかっただろうか?
おそらくこう思っていた市民は少なくないと思う。
「ああじゃない」、「こうじゃない」と市民がいろんな意見が交わされ盛り上がっていたが、
案が10ぐらいに絞られたあたりから「どっちらけムード」が漂っているのは気のせいだろうか?
また地元商店街からかなりの不満が出ているのも当然だろう。
(ああ、口だけ出して■出せない、そして“球場問題”ではいいようにあしらわれてる地元経済界案のタワーやオフィスビルは問題外だ(箱ものの極みじゃん…))

個人的にはあの場所に「サッカー専用スタジアム」を作ってもらいたいと思っている。
まあ理由は

・スタンドや芝生など一部の施設をそのまま利用できる
・「野球」のあとは「サッカー」

と非常に単純なものだ。
ただ「広島市民球場の跡地」だからこそ、「市民球場の成り立ちと歴史」を無視するわけにはいかないのだ。


カープができて57年。市民球場ができて50年…
原爆で壊滅的な痛手を受けた広島にとって
「希望の光」の一つは広島東洋カープだったのは間違いないだろう…
「原爆の傷跡の深さ」を象徴するように
「広島の復興」には時間がかかり、「カープの成績」もなかなか上向きにならなかった。
それだけに1975年の初優勝の時の熱狂ぶりは未だに忘れられないほどすごかったし、
1979&80年の連続日本一など、
間違いなく「広島の街」と「カープ」は、「どん底」からともに成長し、歩んできたと言っていいだろう。
そのカープが熱戦を繰り広げた「舞台」が『広島市民球場』だったはずだ


今でも個人的に不快に思っているのだが、
「跡地案」を10ぐらいに絞ったときに、
検討会議の委員長はテレビのインタビューにこういう意味の事を言った。


「平和公園と中央公園に連続性を持たせるにあたって、『建物』は『閉ざされた空間』になる」


また23日、2案を提出した選考委員会の委員長はこうもいったそうだ。


「目先の経済効果で数年で陳腐化するようなものにしてはいけない」


あの場所にまた「公園」を作り、「平和を祈念する空間」としたいという意図はわかる。
しかし平和を祈念するにあたって、広島市民球場が
「閉ざされた空間」だったのか?
「邪魔者」だったのか? ともいいたくなる。
また「陳腐化」するかどうか。またできたものを育んでいくのは、私たち市民がすることで余計なお世話だし、多くの人が賛成しているかどうかが分からない施設こそ「陳腐化」するのではないかと思うのだ。
とにかく
「新球場」を巡るごたごたや、「跡地」に関するもたつきなどを見ていると
今の広島市は、
「広島」が歩んできた「歴史」や「道のり」を軽んじている

また「広島市民球場」自体の「歴史」や「存在」を軽んじている気がしてならない。

街中に、本当の意味での
ニューヨークのセントラルパークやロンドンのハイドパークのような広い公園ができるのなら別に反対はしない。
ロンドンのハイドパークは何度も訪れたことがあるが、芝生や樹木、花などが本当によく手入れされているし、水辺には本当にたくさんの鳥がやってきて
本当の意味で「市民のもの」になっている。
しかし、中央公園ですら有効活用されてなく、おそらく「あれもだめ これもだめ」と言われるに違いない「原っぱ」をつくって、本当に市民や多くの人から愛されるのか!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボア・ブラン ~「欧風カレーの王様」!

2007-08-06 02:48:51 | グルメ
今年に入ってかなりの頻度でラーメンを食べているが、
実は「ラーメン」以上にオレは「カレー」が好きだ。
最近で言えば、「カレーの皇太子」といわれている
バイオリニストの「NAOTOさん」からも「ラブコール」をいただいたことでも分かってもらえると思う。
(NAOTOさんは、ポルノグラフティのサポートメンバー。ゴスペラーズの黒沢薫さんや酒井雄二さんたちと「カレー部」というのを作っている)

今回は思わぬルートから情報が入ってきた。
サンフレッチェ広島の、いや“日本の守護神”と言っていいだろう下田 崇選手から強い推薦があったのだ。
彼と仲のいい「ラーメン部」(笑)のメンバー、盛田剛平選手からも「うまいよ!」と聞いていたので
広島で「カレーのファンタジスタ」といわれている私としても行くタイミングを伺っていたのだ。

下田 崇選手オフィシャルサイト
「Shimoda」
http://www.shimo1.net/
ボア ブラン
http://www.shimo1.net/?action=diary_detail&id=0057
カレー
http://www.shimo1.net/?action=diary_detail&id=0073



お店はグルメ雑誌的に言えば、「穴場」。
このブログ風に言えば、住宅街にひっそり佇んでいる「昔ながらの上品な洋食屋さん」といった感じだ。
中も古めかしいが、非常に上品で落ち着いてリラックスできる。当然、清潔感もあふれている。


さあ、早速カレーを選ぼう。カレーは5種類。
・デフォルトのフォンドボーカレー
・チキン(地鶏)カレー
・白身魚のフリットカレー
・ポークロースカツカレー
・和牛ビーフステーキカレー

白身魚のフリットとかなり迷ったが、
「下田選手の食べたもの」ということで
「和牛ビーフステーキカレー」をお願いした。
(白身魚の方は、別のお客様が食べていらっしゃったが、それはそれでフライがかなりカラッと揚がっていてすごくおいしそうだったのだ)

まず出てきたのがサラダ。自家製のスモークサーモンが載せてある。
このスモークの具合が絶品!
個人的にも「薫製」は大好きなのだが、なかなかこんなおいしいスモークサーモンはお目にかかれない。
あっという間にペロリである。


そしてメインのカレーライスが出てきた!


量が少し上品ではあるが、芳醇なカレースパイスの香りがたまらない。
ルーを口にすると、フォンドボーのまろやかさと深みが増したカレーの味に、さわやかな辛さが広がってくる。
まさに「欧風カレーの王様」といった感じだ。

和牛ステーキはミディアムレアで、かなりおいしい。そこからあふれる肉汁がカレーのルーと混じって、さらにカレーの味をさらに豊かにしてくれる。


付け合わせの野菜もおいしい。シイタケ、しめじ、ナス、ジャガイモ、アスパラ… 少し焼いただけのシンプルな調理だが、うまみをうまく閉じこめ、カレーにアクセントを足してくれている。心憎い仕掛けだ。


かなりの満足感!
食べ終わるとすぐデザートが出てきた。
フランボワーズシャーベット。
ほんのりとした甘みにさわやかな酸味が混じって、非常においしくて食べやすかった。ちょっぴり辛いカレーにしびれた舌を癒してくれた。


最後にはデミコーヒー。挽きたての豆で炒れてくれるのだが、これがまた香り高くておいしいのだ。これで1300円は決して高くない。かなりのコストパフォーマンスと言っていいだろう。

そして最後に特製の「こだわりのチーズケーキ」チーズケーキをいただいた。
これがまたうまい!

(待ちきれなくて、半分食べちゃった…)

チーズの香りが非常にまろやかなのだが全くしつこくない。それでいて控えめな甘さ。これだったら「1ホール、全部いっちゃうよ!」っていうぐらいぱくぱく食べられそうだ。
このチーズケーキは、某有名珈琲店でインスパイアされたものなんだそうだ。


片隅にはご主人の趣味であるモデルカーや外国車のグッズが並んでいるコーナーがある。ちょっとだけご主人に教えていただいた。
(そういえば、モデルカー好きのご主人の話は聞いたことがあるぞ! 今回は写真を撮らなかったが、次回行ったときは写真に撮りたいと思う)


「フランス料理店」と伺っていたので、ちょっと肩肘張った感じかなと思っていたが、
全くそんなことはなく、「知り合いのおうち」に伺った感じで、非常にリラックスできる落ち着けるお店。またサービスも本当に心やさしい感じだった。
別のテーブルではお年を召した女性のグループがランチコースを食べていたが、
お魚料理などは今度じっくりいただいてみたいぐらい美味しそうだった。コースはそれなりに値は張るが、さほど高いというほどではない。
カレーやハンバーグセット、パスタセットなど手頃なものもあるので、普段使いも結構できそうだ。

こんな素晴らしいお店を紹介してくれた下田選手に感謝である。
カレーはもちろん何回も食べたいが、コースもいずれ食べてみたいのだ。
(そのときはぜひご一緒に… なのだ!!)

お店データ
ボア・ブラン
広島市西区三篠町3-12-15 ベルビィー三篠1階
082-238-6811
11:30~14:30 17:30~21:30
定休日 月曜日
駐車場 店の前に3台ぐらい

フォンドボーカレー    900円
チキン(地鶏)カレー   1000円
白身魚のフリットカレー 1200円
ポークロースカツカレー 1300円
和牛ビーフステーキカレー1300円
(カレーはいずれもサラダ、シャーベット、コーヒー付き)

特製ハンバーグステーキセット 1200円
パスタセット  1200円~
ランチコース  1890円~
シェフオリジナル
こだわりのチーズケーキ 350円
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする